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 「それじゃ、レッツ、フライです」(コフレ)

 ハートキャッチプリキュア!第24話「こころの大樹の危機!プリキュア、飛びますっ!!」の感想です。
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 今回の見所ベスト3。


第3位:プリキュアゴールドフォルテバースト

 もはやウェーブするだけでは満足できなかったサンシャインさんの必殺技は、バーストする多段道攻撃でした。コントロール次第で全方位攻撃も可! ハイスペックTheサンシャイン!

 黄色いプリキュアの必殺技と言えば多段道。しかし明らかにレモネードフラッシュよりもあらゆる点で勝っています。これが、同じ黄色でも太陽モチーフと檸檬モチーフの差か……。「はじける」って口で言っておきながら今ひとつはじけきれてなかった檸檬とは違う。口では淡々と良いこと言いながら、サンシャインさんははじけておられる。


第2位:マント蹴散らされる

 今回サブタイでまで訴求していた「飛びます!」を大アピールする場面。宿敵ダークプリキュアに、新武装のマントで向かっていく……という所で、数秒後にはダークプリキュアさんにマントごと蹴散らされていたのが過酷な現実でした。う、うん。まあマントつけたから勝てるような相手だったら最初から苦労してないよな……。シプコフもそれで勝てると判断したらなら最初からやってただろうし。

 物理的なヒエラルキーのイメージでも、飛行に関しては「翼>マント」なので、片翼でも翼があるダークプリキュアの方が強いのは感覚で納得できます。この辺りが、神や天使になれないハートキャッチ組の限界なのか……。


第1位:ハートキャッチ組的なクライマックスの戦い方

 今回一番燃えた部分。

 ゴールドフォルテバーストからのコンボで、フォルテッシモで突撃。しかし、フォルテッシモがダークプリキュアさんに通用しないのは、花咲・来海も理解しきっている。実はフォルテッシモが囮で、本命はポプリ&サンシャインで心の大樹を迷彩して逃がすこと。目先の勝利よりも、大願を守りきる冷静さ。これがハートキャッチ組。戦闘要素として通用しなくても、囮にならなれる!

 中盤クライマックスの第24話近辺。突撃新技で景気よくギリンマさんを爆破していた夢原さんや、ハピネスにハリケーンで吹き荒れきった桃園さんとは、この辺りがハートキャッチ組は違う。もの凄くハイスペックだけど、どこまでも神級・天使級にはなれない凡人。合い言葉は「がんばりたい」と「変わりたい」。だけど無駄に二人とも頭はイイので、クレバーに派手さを捨てて、一番守るべきものを逃がしている。これはこれでカッコいい。

 また、「守り」のプリキュアたるサンシャインさんがしっかり第一陣の見せ場を、「心の大樹を守る」ことに使い切っているのもイイ。今作は防衛戦。キュアローズガーデンにGoGoするのとは目的が違います。囮になってでも、一番守るべきものを守る。

 直接戦闘ではないけど、月影さんとコッペ様の力無しで、初めて一つダークプリキュアさんの上を行きました。ふたりでは無理だったけど、ふたりを囮にして、三人目で本願の防衛には成功。これで、いよいよ後はムーンライトさんが来てくれれば……という感じになってきたなー。

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 メインブログの方に書いていた最近のプリキュアの話題を、せっかくなのでこちらのブログにも再掲載しておきます。

●最近感銘を受けた映像

その1:キュアサンシャイン変身バンク

 ハートキャッチプリキュア!第23話より。

 今やあらゆる業種を巻き込んで展開しているプリキュア産業の、夏商戦の運命を賭けてリリースされた経済的な視点からも熱い映像。多くの人がこの夏ごはんが食べられるかどうかというのが、この映像でキュアサンシャインが売れるかどうかで左右されるというのも凄い国です。

 結果は凄まじかったです。長峰監督のTwitterによると、この変身バンクに5000枚使った。やっちまった、とのこと。もう意味分からない凄さ。変身アイテムをお手玉のように何回も持ち替えながら変身するんですが、そんな凄まじい労力がかかる演出入れんでも……と思いながらも、敢えてやる所がカッコいい。

 またストーリー上、男装の少女が自身の本然の女性性に立ち返るという意味合いがある変身なので、変身バンクも、男装から少女へ、少女からプリキュアへ……と、二重に変身してるみたいになってるのもカッコいい。これは、歴代でも凄い変身バンクでした。

その2:プリキュアオールスターズDX2ダンスエンディングコンプリートバージョン

 先にプリキュアを続けて。

 先日発売されたBlue-ray&DVDの特装版に付いてくる、17人のプリキュアが踊り狂うという、何かを越えてしまった映像。

 意外と? 僕は三次元と二次元の区別はきっちりついてる方なんですが、インパクトとしては、10代の多感な頃に見た「モーニング娘。」の諸々の映像なんかを、創作物(表現物)として越えたと思いました。

 とにかく、OverPromise,OverDeliverで進んでいくのが凄い。1分前に、「これくらいはやってくれるかも」と予想していた辺りを、1分1秒後にはゆうに越えていく映像を見せてくれるのが凄い。

 こればかりは二次元の強みかもしれない。さすがに、三次元アイドルはダンス中に空飛びながら回転とかできないからなー。

→エンディングダンスのコンプリートバージョン凄すぎでした。

映画プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!【特装版】 [Blu-ray]
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→前回:第23話「キュアサンシャイン誕生ですっ!!」感想へ
次回第25話「海へゴーです!いつきウキウキ夏合宿!」の感想へ
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