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ハートキャッチプリキュア!第29話「夏、ラストスパート!私のドレスできました!!」の感想です。
今回の見所ベスト3。
第3位:サンシャイン厳しい
林君デザトリアンの自白を聞いて、反応に困ってるかのような花咲・来海を横に、ここは私が引き受けようとばかりに猛攻。
花咲さんは本当にダメなら嘘を付いたことに悩まないとは言うものの、嘘を付いて良いということにはならないし、目的を途中で遂げられなかったことも事実な訳で、今回の問題はその辺りに厳しく当たる人も必要。ならばその役目、私がやりましょう、生徒会長だし、的な印象のいつきさんの猛攻でした。
なんかブロッサムを守ってる、ブロッサムの代わりに……的な雰囲気が多いシーンだったよなー。目的途中で投げ出してもよい、嘘付いて誤魔化してもよいになっては、いっさい誤魔化さず死にものぐるいで目的を完遂した花咲さんの時間・あり方が無為になってしまうので、その辺りを守ってやるようなニュアンスもあったのかもしれない。許してやりたいのもやまやまだが、それで失われる物の大事さも会長は分かってそうです。
第2位:花咲さんは変わった
ここ数話は後半戦序章として、前半戦の物語を通して花咲さんが変わったことを強調しているのだと思いました。印象的に使われた鎌倉回の「転校前花咲さん」からは、今話の花咲さんは別人のように「変わって」います。
「花咲って、もっとおとなしいイメージだったから」
番君の例なんかでも描いていましたが、外見=内面ではない。外見が変われば内面も変わるし、内面が変われば外見も変わることができる。
プリキュアに外見が変わっても、内面や実力が追い付いてこないということが描かれていた花咲さんでしたが、今回は明確に、28話分のストーリーを通して内面が変わって、結果、今回のドレスを着てるというように外見も変わったというのを描いている。
それが内面のイメージから生み出されて、実際に纏って外見も変わるという「服作り」に比喩として対応させている綺麗な脚本。
このハートキャッチ文法上、新フォーム(外見)登場および月影さん再変身には、えらく「内面が変わったからこそ」という要因が顕著な描き方をするのだと思います。凄い楽しみ。
第1位:結局最後は本人次第
ゲストキャラに関しては、プリキュアさんはギリギリのラインでハートは守るけれど、問題の本質的な解決には介入しない、そこは本人次第……というハートキャッチ文法。
2クール以降はプリキュア組も問題に関係まではするようになったけれど(今回も、林君のラストの決断には花咲さんの存在が大きい)、一方で根本的な「最後は本人次第」というラインも守り続けています。
ギリギリで心の花は守りましょう。でもそこから先、あなたの問題を解決してゆけるかは、あなた次第です。私達? 通りすがりのプリキュアよ!
◇◇◇
今回は「メダル」が林君の外見要素でした。演劇部部長の舞台衣装とかと同じ意味合いで、本人本体の内面がそのレベルに達するまでは、身につける資格がない。という類のもの。
ゆえに嘘を付いていた林君は身につけられずに花咲さんに返上するしかなく(同じ生地の装着物でも、花咲さんは自身でやり遂げたので身につける資格を持っている、林君は持っていないという表現)、嘘を告白して箱根の坂をやり直すと内面で覚悟を決めた時点で、ようやく林君はメダルを身につける資格を得て、ラストシーンでは内面と外見が伴ってもう一度坂にチャレンジしているという綺麗な脚本。ハートキャッチの、こういう比喩とかストーリーとメッセージががっちりハマる話はとても好きなのでした。
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