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 「ちょっと大丈夫かなこれ」(来海えりか)

 ハートキャッチプリキュア!第35話「ワクワク学園祭!ファッション部はバタバタです!!」の感想です。
 今回の見所ベスト3。

第3位:"仲間は大事"の拡大

 孤独だった月影ゆり→仲間の大切さを噛みしめてもう一度立ち上がる……という前回のキュアムーンライト復活までのストーリーのメインラインが、この話数で仲間=学園のみんな……まで改めて拡大されていくという良い脚本でした。

 月影ゆり独りではなく、コロンもいたし、今では花咲・来海・いつきさんがいる……という所から、さらに多田かなえさん、番くん、高岸あずささん、もろもろの学園のみんなも"仲間"に……というお話。確かに、こういう人達の協力、仲間がいないと"ファッションショー"というイベントは成り立たない。独りではもちろん、プリキュアだけでもできないことがある。

 さらに次回予告で来海パパとか映ってることから、この"仲間"が"街のみんな"にまで拡大されるというストーリー展開になりそうです。学園の内外を問わず、「ゲストキャラの心をギリギリで守る」という積み重ねてきた序盤〜中盤のストートーリーラインが花開いている印象です。

 予想だけど、物語の最後にはこの"みんな"に砂漠の使徒達も巻き込まれていくんじゃないかなーなどと思っていたり。


第2位:キュアムーンライトの浄化方法が一世代前

 タクトでの浄化方法が、車輪回転式のハートキャッチ式じゃなくて、タクト本体を回すフレッシュ式。

 「劇中での先輩のプリキュア」が、メタに「劇外での先代のプリキュアシリーズ」にかかっていたのはほぼ明らかでしたが、こんな小ネタでも。

 "オールスターズ"コンセプトを全面に打ち出している現在のプリキュアシリーズですが、やっぱり「一度自分の代を終えた人が、現役と一緒にもう一度戦う」はコンセプトとして重要なんだろうなー。プリキュアシリーズのお話作ってる人達は鬼なので(凄い人達ってことね)、現実の世代間問題とかも意識してお話作ってそう。もう必要ないと言われた人が、孤独を乗り越えてもう一度社会に関わっていくというのは、何気に今の時代的に必要な要素だとも思うのでした。


第1位:ゆりさんファッションに前向き

 「ずっと制服を着ている」「ファッションをしない」というのが、「ゆりさんの心の花は枯れている(=変われない)」の記号表現だった訳ですが、前回のキュアムーンライト復活エピソードでゆりさんの心の花がもう一度咲いたので、「衣装に似合う靴を探していた」というファッション要素がゆりさんにも描かれ始めることに。「学園祭のみんな」が描かれる中、一人ゆりさんが別行動してるらしい……とミスリードさせておいて、やっぱりゆりさんも学園祭にノリノリだった。「みんな」の中にはもうゆりさんも入っている……と裏返してオチにしているのも面白かったです。

 ◇◇◇

 次回、ハートキャッチ全編でも重要な外見(ファッション)要素爆発回で、敵役はこれまた外見担当のコブラージャさんか。超盛り上がりそう。出番かもしれない……。もも姉の!(えー)

→コッペ様

ハートキャッチプリキュア! ふわふわコッペさま
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→色々4人verに

ハートキャッチプリキュア プリキュアグミ データカードダス BOX (食玩)
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→前回:第34話「すごいパワーです!キュアムーンライト!!」感想へ
次回第36話「みんなが主役!私たちのステージです!!」の感想へ
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