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 ハートキャッチプリキュア!第47話「嘘だと言ってください!サバーク博士の正体!!」の感想です。
 ◇

 今回の見所ベスト3。

第3位:主人公

 最弱の主人公、敵ボス級及びエース格と戦うの図。

 そして案の定、戦闘力的には問答無用で誰にも勝てない状況なんですが……


・ムーンライトはサバーク博士がお父さんだと知ってショック。やっぱり私は優先されない娘だったのかしら。
・ダークさんは博士の娘という座を本物にしたくて、けどできなくて、心が泣いている。
・サバーク博士は二人の娘を前に放心状態。


 この人達はもの凄く強い人達なのに、誰も救われていない。

 ここでようやく水晶に閉じこめられた花咲父母の絵が挿入され、花咲さんはお父さんお母さんが水晶に閉じこめられたのを見た上でこの戦いに挑んでいることが明らかになる。

 外の世界が好きだと言えるようになるまでチェンジできたのは、来海さんに出会ったのが始まり。だけどその前に、プレ第1話として花咲父母が子どものために新しい生活、新しい街を決断したのがこのお話の始まり。

「子どもを好きじゃない親なんていません」(第43話より)

 この場でうちひしがれている三人に対して、ここに花咲さんがいること自体が解答になっている。


第2位:役に立たないけど役に立ってる

 例によって、花咲さんは当人達の深い事情は知らない。

 ただ、エラく困っている、悩んでいるのだけは分かる。元から自分自身が内気でそういう所に敏感だったし、本人が言ってるように、この47話余りを通して、どんなに輝いて見える人も悩んでいることを知ったので。

 なので、今までのゲストキャラの方々に対してもそうしてきた様に、当人の深い事情は知らずとも少しだけ力になろうと試みてみる。

「ゆりさんは強い人!」
「お父さんにも何か事情があったんですよ!」

 えらく普通で、自分で言える範囲のことしか言えない。

 また、凄い戦闘力で博士とダークさんを鎮圧できたりしたらまた話も変わってくるのだろうけど、そんな戦闘力もない。

 結果はダークさんの弾道にバリアを張って割って入ったものの、一時だけかせいで押し切られて終わり。

 何にも役に立ってない。役に立ってないんだけど、それを見ていたゆりさんの目の色が変わった。

 何かが、伝わった!


第1位:私の代わりはいる

 第1話冒頭から続く、「私の代わりはいる」問題。

 現にここまできて、ダークさんは自分の代わりとして博士の本当の娘に収まってしまうゆりさんの存在で悩んでいる。

 どう決着つけるのかと思ってたんだけど、これは見事だった。

「私が消えても、ブロッサムがいる。マリンがいる。サンシャインがいる」

 一人で全部背負い込むという過去の自分の時代、「私の代わりを探して」と悲しく笑うしかなかった。

 ダークさんとサバーク博士がいて絶体絶命とシチェーションは同じだけど、今回は、ここに花咲さんがいる。

 また、ここに花咲さんを届けてくれたのは、「つぼみに代わりなんていない」と言ってくれた来海さんに、お兄さんの代わりになろうと頑張ってたけど、最後には代替不可能な自分とお兄さんを受け入れたいつきさん。

 表面的に分かりやすく何かしてくれた訳じゃないけれど、それらは確かに自分の力になっている。今回はもう一度立ち上がれる。結論として、「私の代わりを探して」は「私の代わりはいる」となる。だけどもちろんもうネガティブなニュアンスじゃない。自分の代わりの存在がいることが許せず、未だに悩み苦しんでいるダークさんと、自分の代わりとして全てを託せる存在を信じられるようになった現在のゆりさんとで、全てに決着が付いていた。

 因縁の戦闘の終結と、思想戦の収斂が同期した、見事なキュアムーンライトVSダークプリキュアの決着でありました。

→早速予約を入れたという

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→凄い良かった映画

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→前回:第46話「クモジャキー!コブラージャ!あなたたちを忘れません!!」感想へ
→次回:第47話の感想補遺へ
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