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スイートプリキュア♪第13話「ムムムーン!セイレーンとハミィの秘密ニャ♪」の感想です。
今回の見所ベスト3。
第3位:ネコ化してネコを威嚇する響さん
あんまり誰も突っ込まないんだけど、「まあそのくらいあるかな」くらいでみんな通しているのかもしれない、劇中に存在するネココミュニティ。さりげなくハミィとセイレーンさんも所属中。中にはろくでもないネコもいる辺り、共同体の難しさを感じます。ネコも人間も、集団になると難しい。
そして、ろくでもないネコに対して自分もネコ化して対応する響さん。いや、響さんは混ざっちゃダメでしょ。人間の矜持はそれなりに大事にしていきたい。
ゴリラ化してみたりネコ化してみたり、色々動物化してみる響さん。想像で補完してみるなら、奏さんと仲違いしてやることなかった時に、何かしら動物的なことを一人で追求してたりしたんだと思う。1年の齟齬は、親友を一人肉きゅうマニアにし、もう片方は筋力と体力が向上し、動物化に堪能になっていた……。「二人でピアノ弾こう」という人間的な営みに辿り着くまでが中々遠いです。
第2位:幼少時のハミィとセイレーン
二人一緒だった仲良し幼少時代から、すれ違い時期に……という響さんと奏さんをトレースするかのような二人。明らかに孤独を抱えてるのはセイレーンさん側な辺りから、ますます響さんとの対応を考えてしまいます。挫折感を抱えるきっかけになったのも、二人とも音楽絡みです。
幸せのメロディの歌い手がコンテストで一人だけ選ばれる方式なので、まだハミィとセイレーンさんの本当の意味での「組曲」は成立してないんだよなー。なんでプリキュアはふたりなのかっていう無印からS☆Sのラインの話を、もう一度スケールアップさせてやろうとしているのかもと思います。一人の歌ではないという部分に意味づけしていく感じ。
第1位:組曲難しい
「組曲」というのが成立するのが中々難しいのを淡々と感じます。みんなでせーので仲良くやればいいじゃない、と単純には思うんですが、確かに現実でもそう簡単なものじゃない。バスドラさん達とセイレーンさんの協調は今回で回復したかに見えて、セイレーンさんは洗脳的なものを受けているので組曲は成立していない。響さんと奏さんの息は合ってきたけど、今度はミューズという新しい存在に戸惑っている(現実の共同体も、上手く成立した瞬間、常に新しい人員によって乱されるのにさらされていると思う)。北条家単体の問題も、家族がバラバラに暮らしていることをはじめ、まだ何も解決していない。音楽の都メイジャーランドでも、みんな仲良くとはいかず、やっかいなヤツもいる。
「戦うしかない」
「何でこうなってしまうニャ」
本当に組曲が遠いです。
これ本当に最後に組曲になるのか状態なんだけど、その分時々「重なる」瞬間が尊いものに思える。「ハーモニーパワー」は劇中用語ですが、何もしないとそうそうハーモニーにはならない点が、逆にやっぱりハーモニパワーには価値があるよなという所に繋がっていると思うのでした。
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→次回スイートプリキュア♪第14話「アワワワー!ミューズ対ミューズ、本物はどっちニャ?」の感想へ
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