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 「あまりに暑いので水浴びをしていました」(バスドラ)

 スイートプリキュア♪第26話「ピポパポ♪フェアリートーンの大冒険ニャ♪」の感想です。
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 今回の見所ベスト3。

第3位:世紀末覇者っぽい衣装

 バスドラさん達が世紀末覇者っぽい衣装にパワーアップ。

 何気に、プリキュア組とは違う共同体を演出してるようにも見えるこの三人。「リーダー」が一つのキーワードなのは確かなんだけど、「一つの座を争って破綻したハミィとセイレーン」とは別解を担ってたりするのかもしれない。

 相変わらずリーダーという一つの座にこだわって競争してるんだけど、「集めた音符の数」というわりと客観的に公正な基準で競争して、ちゃんと勝った人をリーダーにして一応それなりに組曲してみせてる。意図的に不和の演出として声が揃ってない時も結構あるけど、ちゃんと揃ってる時もあるので、トリオ・ザ・マイナーなりの調和が成立してる時もあるって感じなんじゃないかと思います。


第2位:くどまゆさん大活躍

 一方でプリキュアサイドの、リーダー不在共同体たるフェアリートーン達6匹。以前の話で「ハミィはリーダーって感じじゃないけど成り立つ」というのをやっていたのですが、その種明かしは、謎のチームとしての統率でした。常時点呼してるシーンとか、笑った。こっちは、リーダーという一つの座を争っての競争自体がない。自己を押しての競争ではなく、身を犠牲にして変身アイテムであるドリーレリーラリーを先に行かせる、というような他己主義共同体。

 ただ、こっちを全肯定で、バスドラさん達はダメだよね、までは感じなかった。フェアリートーン達もやはりまだドドリーが欠けている訳で、未完成という感じ。何かが、まだ足りていない。

 そして、主題歌担当者ながらうっかり声優参戦も引き受けてみたら、7匹の声を使いわけつつ、メイン回までこなすことになったくどまゆさんが熱すぎる。日本全国歌って踊って回ってるくどまゆさんは引き出しが多くかつ多様ゆえ、こういう無茶ぶりもこなせたりするのかと、フェアリートーンも熱いけどくどまゆさんも熱い。


第1位:謎の声

 上記のように全体的にバスドラさんサイドもフェアリートーンサイドも、どっちもそれぞれなんじゃないの感が漂う話の中で、ラストに「不幸のメロディ許さない」と絶叫する響さんの耳に、「それだけではダメ」という謎の声がついに。

 ビートさんの心の浄化が海でのシャウトだったように、何かしら海には意味がある作品です。まあ、普通に考えて生命の源で、多様性や善悪分化前の象徴になり得るしね。

 海は自分のビートを刻むものを歓迎し、不幸も幸福も包み込んでいる、的なのは良い。ようやく、「何と闘ってるのか分からない」問題に関する話が進み始める。メイジャーやマイナーの比較的大きな話が、まだ1話と2話で、同じ三本目の桜の木を認識上の違いで違うものと結論づけて仲違いしていた響さんと奏さんのレベルを出ていない。三本目の桜、両儀に解釈できる音、使い方次第で幸せにも不幸にもなる物、同じ人間の違う側面が見える、そういうのを一本芯を通して縦軸の話に絡めている、構成力を感じる作品です。

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