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魔法少女リリカルなのはViVid (3)限定版 (角川コミックス・エース)
魔法少女リリカルなのはViVid (3)限定版 (角川コミックス・エース)

 世間的には第4巻と第5巻の連続刊行で話題になってる感じですが、自分ペースでとりあえず第3巻の感想をば。
 何気に100万部も突破して、『なのは』公式第4期の雷名も板に付いてきた都築真紀&藤真拓哉先生タッグの本作。たいへん面白いです。
 ◇◇◇

 アインハルトがもう一人の主人公なのは明らかなんですが(『なのは』におけるフェイトポジション)、今巻ではついに覇王イングヴァルトとしての自分とは少し違う、アインハルト本人の道として、インターミドルという競技ストライクアーツの話が出てくるのが良かったです。

 何しろ古代のエラい覇王様の生まれ変わりなので、覇王イングヴァルトの悲願を私が遂げなきゃと辻斬りみたいなこともやっていた訳ですが、何やらそういうのとは違う、アインハルト本人としての、自分自身の本質に気付いてしまう瞬間がうまく切り取られていて良かった。

 かといって、イングヴァルトとしての自分を否定するでもなし、古代からの悲願を遂げるという理想は同じ。ただその表現の仕方、行く道が、自分自身の本質にあったものに調整可能、という、何やら落としどころが絶妙な感じでした。この考えは現実でも使っていきたい。「先人の想いを尊重」みたいなのは大変大事なこと。だけど、その表現の仕方、方法論などは、現代の自分達の環境や、自分自身の本質に合った形でやっていった方がよい。

 また、過去に一区切りつけて新しい自分をはじめよう的な流れが、明らかに『なのは』シリーズのフェイトをリフレインしてるのがね。やっぱり都築さん本人が原作やってるだけあるなと思うのでした。

 ちょっとコンプエースで追うのが止まっていたので、続く第4巻、第5巻は新鮮な気持ちで読めます。近々買ってくる予定なので楽しみ。克己や鍛錬、あとちゃんと仕事するって大事だよね的な要素でモチベーションもくれる漫画です(笑)。

魔法少女リリカルなのはViVid (4) (角川コミックス・エース 169-5)
魔法少女リリカルなのはViVid (4) (角川コミックス・エース 169-5)

魔法少女リリカルなのはViVid (5) (角川コミックス・エース 169-7)
魔法少女リリカルなのはViVid (5) (角川コミックス・エース 169-7)

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