スイートプリキュア♪第39話「フギャー!音符がぜーんぶ消えちゃったニャ!」の感想です。
今回の見所ベスト1。
第1位:体育会系のノリ
音符が消えてしまうという逆境を、サッカーに例えて「3−0」からでも逆転できた、逆転可能と鼓舞する響さんマジ体育会系。
地味に先週から続いて「過去の意味合いを変える」話でもありました。アコの親子三人で歌っていた過去というのは連帯を回復する希望にもなれば、過去に縛り付ける鳥かごにもなった。前回アコさんはそこから進み始めた。
響さんのサッカーとか部活の助っ人に打ち込む様(過去)は、今までは「所属する共同体がない」「孤独」の意味合いが強い設定だったけど、「そこから学んだものもある」「その時鍛えた力が今に生きる」に今回変わった。だからサッカーボールが見方次第で善にも悪にもなるネガトーン化するという展開。
孤独時代に防衛規制で身に付けた筋トレや、居場所がないから転々としていたうちに身に付けた諸々で今を戦う響さんマジヒーロー。体育会系のノリが伝染したのか奏さんがサッカーボールをボレーで返していた時点で面白かったんですが、響さんはネガトーン本体の巨大サッカーボール自体をボレーしていた辺りに、この娘まじパない感が現れていて熱かったです。
また、過去の意味合いというテーマはトリオTheマイナーにもかかっていたようにも思えた。連続でプリキュア側の組曲戦闘に敗北するトリオだけど、過去には、プリキュア達よりもチームワークが良かったような描写も確かにあったのでした。分断や孤独から回復したからこそ過去の力を今使える響さんに対して、昔(過去)は結構三人でハモってたのに、トリオ達は現在分断された感じになってしまっている。結構、トリオ物語のラストは熱そうだと思っています。
そして、ラストはコミュニケーション、相互理解テーマから言えばおそらくそれらが表面的な部分とは裏腹に成立しておらず、過去の共有テーマから言えば共有する過去すらないピーちゃんが、怪しく色々と動いて引き。ピーちゃんも気になる。しょせん解り合えないこともあるし、過去の共有体験の不在はどうしようもないよね、というようなラストに向かっていくのか。もう一つ、何か別の解答があるのか。盛り上がってきています。
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