スマイルプリキュア!第3話「じゃんけんポン♪でキュアピース!!」の感想です。
今回の見所ベスト2。
第2位:競合はみな強い
その昔黄色に人生をかけた大塚監督がシリーズディレクターを務める、『5』の経験値を加えた新たな5人体制作品の入魂の新黄色発進回。
もう、この作品のすべてを黄色に託してるのかもとまで感じました。もう気合しかないとか、リソースが足りてないからみんなで補い合おうとか、世情的な要素をガンガン詰め込んでる作品だと思うんですが、黄瀬さんは日本そのものくらいの比喩に感じました。
競争相手は圧倒的に強いし、強圧的にバカにしてくる。強大な理不尽は容赦なく迫ってきて、このままではバッドエンドは確定。こっちは泣き虫で最弱、でも……、という話だった。
例によって逃げたい、力も、保証された解決策もない、だけど守りたい人たちがいるんだからしょうがない。泣きながらでも戦うしかない。迫真性が高すぎる。今話では画力が評価されないという根本的な問題にしても何も解決していない。それでも、努力して泣きながら描くしかないんです。踏みにじられても、何度でも描くしかないんです。迫真性が高すぎる。
第1位:キュアピース
お好み焼きを分けるシーンからすると、キュアピースのピースはカケラと平和のダブルミーングっぽいですね。今月のアニメージュの大塚監督インタビューによれば、今回のプリキュアの称号は「スマイルに必要なもの」。ピース、確かに必要な気がする……。きっと後々色んな意味が明かされてくるんだと思う。
最弱で泣き虫なキュアピースが「世界を守るスーパーヒーロー」に憧れていたという、何重にも胸にくるシチェーションだった。最弱だが、平和を愛しているのです。
「私、色んなことから逃げてた」(黄瀬やよい)
厳しいメッセージです。でも、もうこれしかないんで、気合を使ったり使えるリソースは何でも使ったり、漫画を輸出したりしながらとにかく「やってみる」。
ダブルピースで、あざとくいくよ!
◇◇◇
・上述の理論から、青木さんの称号はスマイルに必要なものとしてのビューティーなので、おそらくは魔女さんとの対決が確定。青木さんは青木さんで色んなテーマを背負ってそう。とりあえず第五話で変身できるのかどうかハラハラしながら楽しみです。
→色々
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