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 「私は当たり前のことを言っただけだよ」(緑川なお)

 スマイルプリキュア!第4話「直球勝負!風のキュアマーチ!!」の感想です。
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 今回の見所ベスト2。

第2位:れいか様がみてる

 前回、今回と転校生のみゆきさんやら、おどおどしてる黄瀬さんやらが人間関係を築いていく様子を遠巻きに青木さんがほほ笑んでいる描写が。

 次回の青木さん回の仕込みと思われ。いよいよ魔女さんが出てくる展開といい、ここらでフォーマットを一歩進めそうで楽しみです。スポーツモチーフでバレーやサッカーが必殺技の中、弓道家にして氷剣を抜刀という謎のガチさ加減。もう、メルヘン攻撃に夢を託してるだけじゃダメなターンなんです。ビューティーの影で武装したりもしてるターンなんです。


第1位:キュアマーチ

 メルヘンだけじゃダメでもう気合しかない、一人じゃリソースが足りないので何とか補い合おう、最弱だけどピース、ときて、ようやっと「本当に優秀な人材もまだいる」みたいなターンで安心しました。あぶなかった、キュアピースだけではどう考えても色々守れない所だった。まだ、いる所にはいるんです。いる……よね?

 今年は五人それぞれに個人テーマがあるのがほぼ確定で、おそらく緑川さんは絆関係。スポーツ有能で友だち想いで家族を愛し、戦う力もある、という黄金の人間が、裏で「いつかバラバラになる」という不安を抱えながら戦うというのは熱い。

 「あんた達がどこの誰かは知らないけれど、もし私たちの家族の絆を断ち切ろうというのなら、私は戦う」(緑川なお)

 どんなに愛しても家族はいつかバラバラになるという絶望と、でもだからこそ理不尽に切断しようとしてくる勢力とは戦う、という感情の流れには共感するものがありました。現実の視聴者的にも、もし現在家族とバラバラになっているとしたら、それは劇中で「どこの誰かは知らない」と表現されてる何らかの既にやってきていて、さらにこれから大きくやってくるであろうものに、既にだいぶ影響を受けた結果だと思うから。個人でパンツを洗濯と、家族の衣類や布団を干す情景、というあからさまな対照演出も上質に響く。

 メルヘンは劣勢で、情熱や努力は報われるとは限らず、平和を夢見ても逃げることしかできず、絆は現状ぜい弱であってもいづれバラバラになってしまうのかもしれない。

 全部分かった上で、それでも守りたいものがあるんだから叫ぶしかない。気合だっ。

→色々

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→前回:スマイルプリキュア!第3話「じゃんけんポン♪でキュアピース!!」感想へ
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