「ちなみにおやつは500円までです」(青木れいか)

 スマイルプリキュア!第12話「目覚める力!レインボーヒーリング!! 」の感想です。
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 今回の見所ベスト3。

第3位:修学旅行の準備

 中学生の修学旅行。思わず叫びだしたくなるような浮足立つイベントです。実際に叫んだりしちゃった人もいるであろう魔のイベントです。

 浮足立つプリキュア4人娘を前に、「勉強の一環です」「おやつは500円まで」と統率側に回り、浮足立つクラスメイトたちの中でクラス委員として統率側に回り、ハブられてるキャンディのフォローにまで回る。

 以前、富士山で習字を手に何かを語っていた時は意味はよく分かりませんでしたが、プリキュア業というより、人生全般に関して青木さんが富士山級の何かでまい進しておられるのが伝わってきます。自分の強い意志でそれを目指したというより、持って生まれたスペック上、何だかそういう役回りになってしまった人とみた。

 最高スペックの人(青木さん)と最弱スペックの謎生物(キャンディ)が中心の話だったけど、最弱スペックは最弱スペックなりに頑張り、最高スペック側もそれを認めて立ち回るというよい話だった。合理的に弱肉強食の競争でしょルールを厳密に採用していけば最弱側は容赦なく脱落(ハブられる)するんだけど、特に日本人、そこまでは割り切れない甘い強者が多い。高スペックも、低スペックも、ヒーローオタクも、メルヘンウルトラハッピーも混じり合って魔窟と化した状態で突入する修学旅行、次回楽しみです。


青木さん:知力的な作戦立案。
キャンディ:気合が足りないクル。


 上司に持つなら個人的には青木さんがイイですが、現実でも、時にウルトラCを決めたり現実を動かしていったりするのはキャンディタイプの人なこともある、というのは何となく分かる年齢です。


第2位:アオッパナ

 バッドエンド勢力、対プリキュア能力に特化した青いアカンベーなる新兵器を投入。物理的なパワーとか落ちてもイイ、それらを捨てても対プリキュア能力に特化しよう、という熱い哲学が感じられる物です。

 また、ジョーカーさんは時々しか現れないと思ったら、ちゃんと新兵器を作ってたんですよ。開発部門はとにかく時間がかかるのです。そして、前線の現場の人たちからはその苦労はあんまり評価されず、文句とか言われるのです。

 勝手にジョーカーさんを徹夜明けの設定にしてみたら、妙に親近感が湧いてきました。一生懸命作った。策謀とかも練ってる。でも三幹部がいまいち使えない。一生懸命作ったのに、「気合クル」的な謎能力でさっそく破られた。ま、まあミラクルジュエルの手がかりが少しは得られたからよしとするか……。次どうしよう……、みたいな。


第1位:青木れいか

 「がんばれ青木さん」みたいな状態が続きます。

 緑川さんとか日野さんとか、身体能力は高いんだけど、知力、とかが……。何で基本一回しか撃てない技を、すぐ叩き込もうとするの! ええと、あとおやつは500エンまで! みたいな。

 やむを得ず、青木さん的に貴重な自分の一撃を足止めに使用して、疲労により膝をついてしまう姿に哀愁が漂います。これ、もう少ししたら青木さんを癒す話も入れてあげて……。

→色々

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スマイルプリキュア! オリジナル・サウンドトラック1

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→次回:スマイルプリキュア!第13話「修学旅行!みゆき、京都でドン底ハッピー!?」の感想へ
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