「ただの粘土ではなく、陶芸です」(青木れいか)

 スマイルプリキュア!第15話「ドタバタ!みゆきの母の日大作戦!!」の感想です。
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 今回の見所ベスト5。

第5位:陶芸を嗜む青木さん

 母の日のプレゼント用に陶芸で湯呑? を自作する青木さん。絵や手芸という比較的よくある他の面々の光景に陶芸が混じっていただけで面白かったんですが、作品のスペックが高いのがまた面白かったです。こもっている情念が重いです。富士山で「道」を説いた時と同様に、内側に何か凝縮された源泉を抱えておられる……。

 この、勉強から生徒会仕事から、弓道、書道、プリキュア業、果ては陶芸までできてしまう……というのが次回への伏線になってるっぽい。何でも平均以上に出来てしまうから、溢れる情念を集中して向ける対象が分からない、それは時として逆に虚無的だ、という話は何となく分かる(うちのブログ的に『マリア様がみてる』読者の方なら、江梨子様が抱えていた問題。)。


第4位:みゆきさんの私室

 母の日エピソードで自宅が舞台の大きい部分を占めていることもあり、星空家のあんな場所やこんな場所、みゆきさんの部屋の描写が豊富だった今回。あれだ、みゆきさんの部屋の床にあった、ネコの死体みたいなぬいぐるみみたいなクッションみたいなのが気になる。なんなの、あれ本当になんなの! フレッシュで当初総突っ込みが入っていた桃園さんの畳ベッドは一大感動伏線だったこともあり、気になる。「押入れからぬらりとウサピョン」みたいな自部屋ファンタジーに期待したい。まだ言うかという感じだけど、ウサピョン登場シーンはロマンスというよりホラーテイストだと思う。

 他、営まれている家庭の生活感がイイ味出してた一話でした。洗濯は、洗剤の他にソフラン系のも一緒に使った方がイイよ! あとこの家庭環境、星空父、けっこう稼いでる!(え)


第3位:ウルフルンさんのrの発音

 これもしつこい、というかウケてるの僕だけじゃないかとい気がしてきていますが、ウルフルンさんが「ラリルレロ」をエラク巻き舌で発音するのが面白い。「プレゼントなんて、ルォくなもんじゃねー」。フランス語とかロシア語の教員として欲しい人材です。


第2位:日野さんカッコいい

 みゆきさんが一生懸命作ったものを嘲笑われるというシチェーションで、日野さん前に出る。そこ、初動は日野さん単独なの! という勢いで、ハッピーの肩に手を置く所から、火炎蹴りまでエラくカッコよかったよ。背負ってるエピソードの関係なのか(第二話、第十話も結果が出ないとしても一生懸命頑張る話)、第一話で幸せに関してみゆきさんに質問したのが日野さんだったりで、何か日野さんにも縦軸で大事な役割があるのか、とにかくエラくカッコよかった。今年はまじで全員魅せる所は魅せる。


第1位:みゆき母の役者さんが國府田マリ子さん

 メインブログも読んで下さってる方は知ってるかもな通り、最近國府田マリ子さんに再燃していたので、嬉しいサプライズでありました。昔のアルバムとか少しずつ買いそろえていた所だったんだよ!「大切に思えるものが一緒ならいいよね」とかイイよね。

 僕ら世代は学校に馴染めなかった人など(え)は、ラジオから聴こえてくる國府田さんの声まじ天使、状態だったので、母親役というのが嬉しいと同時に感慨深い。これは、アニメ『Kanon』を観なおすフラグか。ちなみに『Kanon』は一群のドラマCDも國府田さんの破壊力高いよ!

 他、さりげなく登場する五人のお母さんたちのビジュアルが面白かった。緑川さんのお母様が生命力ありそうです。伊達に子だくさん育てていない!

 「母」の存在はフレッシュ〜ハートキャッチ〜スイートまでは個別エピソードのみならず、ちょっと縦軸の物語全体で重要な意味があったんだけど、今年はどんな感じなのか楽しみ。

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