- ブログネタ:
- スマイルプリキュア! に参加中!
スマイルプリキュア!第33話「映画村で時代劇でござる!?の巻!」の感想です。
今回の見所ベスト1。
第1位:またメタ物語風のお話
この一週間で「ジョーカーがピーターパン説」を中心に劇的にスマイルという作品の解釈が進んだので、そういうスマイル作中にある物語論的なものも味わいながら視聴したい方向けにまずリンク。上から順番に読んでいくと「赤毛のアン」「ピーターパン」「シンデレラ」などがどうモチーフになっているか、そこから見えてくる作品の主題が何なのか、ジワジワくるかと思います。
●スマイルプリキュア!感想/第32話「心を一つに!プリキュアの新たなる力!!」/GFFB
●スマイルプリキュア! 第32話「心を一つに!プリキュアの新たなる力!!」/穴にハマったアリスたち
●プリキュア雑記(2012年9月24日)/GFFB
●プリキュア雑記(2012年9月25日/ジョーカーがピーターパン説)/GFFB
●「ジョーカーがピーターパン説」に関して /穴にハマったアリスたち
●「ジョーカーがピーターパン説」の派生:ニコがケイティ・モーリス説 /穴にハマったアリスたち
●プリキュア雑記(2012年9月27日/曲がり角の比喩)/GFFB
●プリキュアのシンデレラが解こうとする魔法について/『真・南海大決戦』(←まとめ的な素敵なイラストあり)
ちと長いですが順番的にこの順番で読むのがお勧めです。
◇◇◇
そんな流れの中で、今話もスマイルという時間限定の物語作品の登場人物であるみゆきさんたちが、作中で時間限定の映画という物語に参加する、というメタ物語チックなお話でありました。
今回特に感じたのは、上のリンクの中でも述べてる対立項目のうち、「物語を都合よく改変」VS「物語を尊重」の辺りが滲み出ていた辺りでしょうか。
ポップが、妖怪も人間も手を取って立ち向かおうと言う訳ですが、今回立ち向かう相手は、物語の破壊者であるアカオーニさんなんですよね。映画物語の中の敵味方ではなく、映画そのものをバッドエンド(怠惰)で存在できなくしてしまう、アカオーニさんにこそ立ち向おう、と。確かに、怠惰なメルヘン世界の中では、気合が入った物語とか、作る気湧いてきませんからね(実際バッドエンド空間で監督もやる気を無くしている)。
この今話の構図がスマイルという作品全体の物語にもかかってるのかなとは想像したくなる訳で、そう考えると、物語上の敵味方であるウルフルンさんたちVSみゆきさんたち、というよりは、怠惰なメルヘン世界に改変してしまって、物語そのものが生まれてこなくなるようなメタ位置の存在が、本当の作中敵なのかな、と。
今話に限ると、物語を改変してるのはアカオーニさんもみゆきさんたちも同じポジションなので、よい改変と悪い改変みたいな、もう少し複雑な軸も入るのかもしれない。パっと思いつくのは、アカオーニさんは前述のようにバッドエンド空間で物語に関わる人々のやる気を減衰させるような方向での改変だったけど、みゆきさんたちはいわゆるアドリブで「キャラクターたちが動き出した」状態で、物語がより発展するような方向だった、とかかな(ただ結局ポップ以外は映ってなくて自分たちの望むようには改変できませんでしたオチになっている。)。
いずれにせよめっちゃ面白くなってきたので、TV終盤も映画も楽しいみにしたいと思います。
→色々

スマイルプリキュア! DVD Vol.4

スマイルプリキュア! 【Blu-ray】Vol.1
→前回:スマイルプリキュア!第32話「心を一つに!プリキュアの新たなる力!!」感想へ
→次回:スマイルプリキュア!第34話「一致団結!文化祭でミラクルファッションショー!! 」の感想へ
→スマイルプリキュア!感想の目次へ