「ぬるいわー」(キングジコチュー)

 ドキドキ!プリキュア第21話「トランプ王国へ!王女様を救え!」の感想です。
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 今回の見所ベスト1。


第1位:自己愛と他者愛

 キングジコチュー様の目的が宇宙中のジャネジーを収奪することと明らかになり、旺盛な所有欲を見せていた初期レジーナや赤い目になった時のレジーナとやっぱり同期する感じ。作中ではジコチューという用語ですが、具体的には自分勝手な所有欲を一番は描いてるっぽいです。そこが、プリキュアといえどもマナへの独占欲(所有欲)を持って嫉妬してしまう六花とかにも関わってきてると。キングジコチュー様的なあくなき収奪欲求と、六花らの嫉妬はどこが違うのか、みたいなのは面白い。今年はガチで精神性が試されている……。

 そんな背景の中、他者愛のマナ(とアン王女)と自己中のレジーナという最近の一連のお話、マナと触れ合ううちに他者愛を覚えてしまったレジーナが、自己犠牲という形で自ら手を離す(リンクを切る)という、非常に劇的な感じでありました。同じく自己犠牲的に真琴の手を離したアン王女と重なった瞬間、力技でリンクを繋ぐマナというのもカッコいい。そりゃ主題歌もかかるよ!

 再びマナの手を取る(他者愛側にふれる)レジーナ、されどキングジコチュー様から引き継ぐ自己中との相克で悩むレジーナ。次回キュアエース登場の予告ですが、アン王女様っぽくも見える? 他者愛のアン王女と他者愛と自己中で相克してるレジーナにどう決着をつけるのか楽しみ。

 さすが中盤の山場という展開ですが、マナの他者愛が伝導してレジーナが他者愛に目覚めるはここでやったので、何らかの形でマナさんが自己愛に目覚めるのは終盤でやるのかな。発表された秋映画のタイトルが、どうしても自己愛が関わってくる「結婚」ネタなので、楽しみ。マナさんには自身は空っぽのリンクの守り人みたいなヒーロー像でずっと行って欲しい気もしますが。

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→前回:ドキドキ!プリキュア第20話「クリスタルの導き!王女様のもとへ!」感想へ
→次回:ドキドキ!プリキュア第22話「ピンチに登場!新たな戦士キュアエース!」の感想へ
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