ドキドキ!プリキュア第23話「愛を取り戻せ!プリキュア5つの誓い!」の感想です。
今回の見所ベスト1。
第1位:全部守る
キュアエースは幼齢的(に見える)本人が「ドレスアップ」で変身して口紅とか使う大人外見のプリキュアに変身と、少女と大人の境界ネタ(少女小説・少女漫画・少女アニメの定番ネタ)を地でやってるっぽいです。
嫉妬する六花、マナを独占したかったレジーナ、などなどと積み上げて描いてきた上で、今回ついにマナさんがレジーナという「一人」を非常に気にかける……という描写だったのですが。後半、キュアエースに問われて、マナさんは結局、
「全部守ってみせる」
と、一人を選ばない、全員救済側に。「パパと私だけでいい」に向かってしまったレジーナと対照になってると思われ、「他者愛VS自己中」だけじゃなく、マナさんとレジーナはここ中盤ではかなりはっきりと別れた感じ。それでイイのか? という感じなんですが、まだ中盤ですしね。自分(とあるいは大切な一人)が破滅しても全員を助けるか(『幸福の王子』の本作の解釈はおそらくこっち)、他人とか犠牲にしても自分と大切な一人を守るかのシーソーゲームを描いてるわけで、この前『Fate/Stay night』あたりが一般作品の題材にも上がってきた頃合いなのかもと書いたけど、本当セイバールートか桜ルートかみたいな話です。レジーナは、マナに「私はレジーナだけの正義の味方になる!」って言って欲しかったんだよ……。切ない。
どうやって例えば自分も守りつつ全員助かるに向かっていけるのか、既に物語は劇的な感じで楽しみ。映画の予告も流れましたが悔しいくらい面白そうで毎年凄いよな、と。街に飛行船襲来とか、ウェディングドレス(一人の他者と誓いを立てる時に普通着るもの)モードのマナさんとか、燃える。
→キュアエース
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