「ここは有名な清流なのです」(円亜久里)

 ドキドキ!プリキュア第27話「バレちゃった!?キュアエースの弱点!」の感想です。
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 今回の見所ベスト1。


第1位:一人で戦っていた

 ほのか、舞、かれんさん、せつなさん、ゆりさん、初期響さん、幼少時のみゆきさん……とプリキュアシリーズ定番の、物語冒頭(or物語前史)では「一人で孤独だった少女」がプリキュア内にいるという要素、ドキドキ!では真琴なのかと思いきや早い段階で克服が描かれていた所、今作の一人だった少女はむしろ亜久里だったのですね。あるいは真琴とか亜久里とか、一人だった人を「リンクの守り人」であるマナさんが繋いでいく物語というか。一番強く一見不遜に描かれていたキュアエースが、過酷な状況ゆえの強制成長で、本体の女の子は孤独だったというのはやられましたよ。お茶会に友達を呼んだのは初めてというお祖母ちゃんの台詞も効いている。

 そんな今話からエンディングが変更で、「手と手つないだら」の歌詞の所でリンクの守り人のマナさんが映る→「もう友達だよ」の歌詞のところでキュアエースが映る……の画面の所で涙腺にきてしまいましたよ。なんか、3Dエンディング今回はキャラクターの表情の豊かさが強化されてる感じで、エースさんも凄い繊細で機微な表情が切り取られてるのがすごい。曲タイトルは「ラブリンク」。プリキュアシリーズは主題としては10年間、あるいは初代ほのかの物語、MaxHeart最終回冒頭で、両親が飛び立っていく飛行機を背景に一人で泣きじゃくるしかなかった幼ほのかの孤独の救済をずっと描き続けてるテーマ的に連続する作品だとも思ってるので、このエンディングは胸にくる。歌詞に各シリーズを連想させるキーワードが散りばめられているのも珠玉。なぎさとほのかが手を繋ぐ所から始まったシリーズの10年目作品曲として、映像と合わせて名曲。

→ラブリンク

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→キュアエース

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→次回:ドキドキ!プリキュア第28話「胸がドキドキ!亜久里の夏休み!」の感想へ
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