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 「今日は私、学園のプリンセスを守るナイトになります」(春野はるか)

 『Go!プリンセスプリキュア(公式サイト@朝日放送公式サイト@東映)』第9話「幕よあがれ!憧れのノーブルパーティ!」の感想です。
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 『映画プリキュアオールスターズ春のカーニバル♪』は公開初日に観てきて感想もアップ済みですが、毎回のごとく、二週くらいは感想記事中で映画の「コアな」ネタバレはなしの方向で(軽くは触れちゃいます)。その後は普通に言及していきます。

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 今回の見所ベスト1。


第1位:愛の伝導


 『フレッシュプリキュア!』の桃園さん、『ハートキャッチプリキュア!』の花咲さん(劇中のメインメンバーでただ一人心の花が萎れない)辺りが顕著ですが、プリキュアシリーズでは、「主人公の最強性」の裏付けに「親から愛情を十分に貰っているから」というのをずっと使っていたりします。

 『スイートプリキュア♪』も響さんはお母さんとの関係に愛情があったのに気づいてからパワーアップしますし、『スマイルプリキュア!』だと、みゆきさんも親から愛情を貰ってますが、第19話(感想)でやよいさんがお父さんの愛情を受け取っていた話で、この「伝導する愛」の強さを描いていたりします。

 で、今話のはるかさん。


 「私小さい頃、夜が怖い時とか寂しい時に、いつもお母さんにこうして貰っていたんです」(春野はるか)


 ですよ。

 みなみさんに伝わって供給された温かい何かは、昔はるかがお母さんから貰っていたものっていう描き方なんですね。トップモデルのきららの母、凄い人たちらしいみなみの父・兄とはスケールが違うのだとしても、はるかの母もちゃんとした人だというのが伝わってくる。プリキュアシリーズは視聴者層に子供層に加えてその親御さん層も想定しているので、子供のうちに親が子に伝えた愛情は、その子のその後の人生できっと力になるというのは、ずっとメッセージとして描き続けています。

 きららさんと同様、みなみさんもこのままでは親・兄の後追い止まりだというのが意識される中(それが夢だと口にするのを逡巡している)、それをブレイクするきっかけをくれるのははるかだという示唆。

 一方ではるか、自分自身がみなみのような方向でのプリンセスにはなれないと分かっていても、今宵それを守るナイトになるよという、もう『仮面ライダー555』第8話の自分に夢はなくとも真理の夢は守るよというたっくんとか、『スイートプリキュア♪』第6話(感想)の(この話数時点では)家族の繋がりに自分自身は自信が持てなくても、奏のそれは大切なものだから守るよという響さんとか、連綿と続く日朝タイムのヒーロー性爆発でカッコ良かったです。

 華やかなパーティー(夢とか希望とかそういう話)も暗闇に包まれる時は必ず来る。でも、昔親から貰った愛情という最強の武装は消えないので、自分自身が至れないとしても、闇の中で怖がっている人を守る自分に、今宵なろう。

 オールスターズ映画が公開されてるタイミングだから意識されるというのもあるけれど、はるかさんのヒーロー性が過去作から積み重なってるものの2015年Verという感じもして、熱い一話でした。

→2011年に出た『プリキュアぴあ』の2015年版



→新作ミニオーディオドラマ付き



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『ドキドキ!プリキュア』のマナ×六花二次創作SS

→前回:Go!プリンセスプリキュア第8話「ぜったいムリ!?はるかのドレスづくり!」感想へ
→次回:Go!プリンセスプリキュア第10話「どこどこ?新たなドレスアップキー!」の感想へ
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