ブログネタ
Go!プリンセスプリキュア に参加中!
 「私の夢も力になれないかな?」(七瀬ゆい)

 『Go!プリンセスプリキュア(公式サイト@朝日放送公式サイト@東映)』第11話「大大大ピンチ!?プリキュアVSクローズ!」の感想です。
 ◇

 今回の見所ベスト1。


第1位:「街の人」からのリプライ


 前回の感想で、『ドキドキ!プリキュア(感想)』〜『ハピネスチャージプリキュア!感想』と繋がって描かれてきた、「宝石を配って回った幸せの王子と、宝石を受け取って立ち上がる街の人達」モチーフに、今作も繋がってきたなと書いていたのですが、今話も、「街の人」、プリキュアではない一般人である七瀬ゆいさんの力が加わることが鍵になるエピソードでありました。第一話で「幸せの王子」、女性だから今作では「プリンセス」であるキュアフローラから受け取っていたものに対して、街の人、ゆいさんがリプライを返す回。

 やってることは『ドキドキ!プリキュア』第2話(感想)と一緒ですね。あの時点ではまだプリキュアじゃなく「街の人」だった六花が、プリキュアどころか「幸せの王子オブ幸せの王子」である相田マナさんに助力するという、物語全体のエッセンスになってるエピソード。今話は、「街の人」だった七瀬ゆいさんが、キュアフローラに助力すると。続く『ハピネスチャージプリキュア!』ではプリキュアではない一般人、「街の人」の中でも誠司くんというキャラクターに特に焦点をあてて物語を一歩進めていたのですが、今作はオープニングの徐々に「街の人」ポジションのメンバーたちが増えていく階段のシーンに象徴されてるように、誠司君ポジションが多弾道になっていくのかな? と予想。今話も、『ハピネスチャージプリキュア!』終盤で、プリキュアであるめぐみさんと、一般人である誠司くんとの関係の非対称性(主にバトル方面では誠司くんは守られてばかり)を、同格にしたい! という物語を、はるかさんとゆいさんでもうやってしまったみたいな側面もあるわけで。

 初代の頃は、プリキュア同士の絆の力の象徴だった「手繋ぎ」演出をついに持ってきても、それだけでは絶望の檻が破れず、そこに七瀬ゆいさんという一般人も加えた四人の「手繋ぎ(手重ね、かな)」演出で、ようやっと絶望の檻を突破できる……というのは、十年を超えるプリキュアシリーズの積み重ねを踏まえた上で、新しいことをやる(毎年その年のTVシリーズのテーマのエッセンスになってるオールスターズ映画の、今年の「春のカーニバル」も、そういう要素が強い)、というこの『Go!プリンセスプリキュア』という作品を象徴していた感じがします。

→5月29日



→新作ミニオーディオドラマ付き



『映画プリキュアオールスターズ春のカーニバル♪』の感想へ

『ドキドキ!プリキュア』のマナ×六花二次創作SS

→前回:Go!プリンセスプリキュア第10話「どこどこ?新たなドレスアップキー!」感想へ
→次回:Go!プリンセスプリキュア第12話「きららとアイドル!あつ〜いドーナッツバトル!」の感想へ
Go!プリンセスプリキュア感想の目次へ