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 「さよなら、自称プリンセス」(トワイライト)

 『Go!プリンセスプリキュア(公式サイト@朝日放送公式サイト@東映)』第15話「大変身ロマ!アロマの執事試験!」の感想です。
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 今回の見所ベスト1。


第1位:未熟者なりに


 「お姫様に使える執事ポジション」に関して、アロマ、及川さん、シャットorロックがそれぞれ三者三様に描かれる。

 どの人のスタンスが悪ってことはないと思うのだけど、「お姫様ポジション(はるか)の意を汲む」という点において、(今話の段階では)未熟だったと描かれていたのはアロマ。

 されど、そんな未熟者のアロマなりに、はるかの窮地にみなみときららを呼びに行くという行動が描かれる。

 トワイライト-はるかの、本物のプリンセス-偽物のプリンセスの対照もかかってそうで面白い。アロマは、まだ本物の執事の及川さんのようにはなれないのですよ。身を呈してはるかを庇うというのはカッコ良いけれど、今の自分の段階・レベルでそれをやっても何も解決しない。アロマの行動が、一見みっともなく見えても、偽物なり、未熟者なりに頑張ってる過程は尊いんじゃないか? とはるかの現在の生き方を救済してるようでもあって良い脚本だと思ったのでした。

 「援軍を求めてリソースを追加する」は、『スマイルプリキュア!』〜『ドキドキ!プリキュア』〜『ハピネスチャージプリキュア!』のラインまでの作中是ですしね。

 今回のアロマの行動、地味に『映画プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち(感想)』で描かれていたエンエンの行動とか、やっぱり是だよねって言ってるようでシリーズを継いだ文脈としても熱い。


 マナちゃんに、キュアハートに伝えて。ちょっとピンチ。助っ人をお願いって。


 単体の強いヒーローが全て何とかしてくれるフェーズは終わった世界。

 この時のみゆきさんのマナさんへの信頼とかが、今話のはるかのみなみときららへの信頼でもあるので、やっぱり良い話だよな〜と。

 っていうか、みゆきさんとはるかさんがメルヘン少女とか童話要素で重なることから、本物のヒーロー、本物の「幸せの王子」であるマナさんポジションがトワイライトさんとも捉えられるかも(今作では「王子」じゃなくて「プリンセス」になってるけど)? 偽物のプリンセスのはるかさんからリンクが繋がって本物のプリンセスのトワイライトさんが援軍に来る展開は熱そう。トワイライトさん、単体の強者でそのままだと外部とのリンクに不安があるのも物語序盤のマナさんっぽいし。

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