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 『Go!プリンセスプリキュア(公式サイト@朝日放送公式サイト@東映)』第27話「ガンバレゆうき!応援ひびく夏祭り!」の感想です。
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 「幸せの王子(劇中で象徴的にはカナタ王子)」不在の状況、そんな世の中、一般人がやさぐれてるともうどうしようもないので、一般人も立ち上がるシリーズ。

 キュアフローラはカナタ王子の代替物だし、また偽物のプリンセスとして描かれているのだけれど、ゆうき君からすると本物のヒーローで、実際に本物の幸せの王子のようにゆうき君に立ち上がるきっかけを与えてくれる。そういう意味ではニセモノだけどホンモノだ! という、『仮面ライダーディケイド』をまた観返したくなる(え)最近のエピソードです。

 そこから、ふてくされていたけど立ち上がった一般人のゆうき君が戦線に参加。「クローズさんを倒すには、プリキュアたちだけじゃなくて一般人の七瀬さんの助力が必要だった」が描かれる第11話(感想)に色々象徴されていると思うのだけど、偽物の「幸せの王子」でもキュアフローラに助けて貰った一般人が戦線に参加……厳しいこの世界を少しずつ変えていく……というのが『プリンセスプリキュア!』。

 本当の問題から目を逸らしてお祭りに興じるゆうき君が、本当やさぐれてるターンの一般人という感じで上手い。本当は何らかの障害で仕事が面白くなくなってるのが一番の問題なのに、週末にアイドルのライブに出かけてウサ晴らそうとしても、上手くいかないのであった……的な。そういう、今の段階では今一つ至らない一般人でも、立ち上がってくれたなら、という流れ。

 やさぐれてる時に回りを見ること、回りで応援してくれてる人たちとの紐帯が大事とか、必ずしもレギュラーじゃなくとも頑張ってる姿が勇気をくれるとか、そこはかとなく「夢の成就が全てじゃない」もけっこう序盤から描かれている要素と感じます。はるかも、必ずしもグランプリンセスにはなれないか、なるのに著しい障害で折れかかったりするのかもしれない。それでも、偽物の「幸せの王子」、偽物のプリンセスとして、夢を追い、夢を守ろうと戦ってきた過程に意味がなかったのかと言ったら……という感じで終盤で変身してほしい。『仮面ライダーディケイド』冬の劇場版のように(え)。

 この流れで次回、公式サイトの予告読むと七瀬さん回か〜。プリンセスでもないしプリキュアでもない人の回。良い作品だな〜。

参考:仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦2010/感想(別ブログ)

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『ドキドキ!プリキュア』のマナ×六花二次創作SS

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