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 『Go!プリンセスプリキュア(公式サイト@朝日放送公式サイト@東映)』第30話「未来へ!チカラの結晶、プリンセスパレス!」の感想です。
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 劇中で描かれている過去から現在への継承要素に加えて、劇外でも「過去のプリキュアシリーズ」から「現在のプリキュアシリーズ(本作)」への継承要素も絡めて描いているであろうここ数話。

 前話のプリキュアのエッセンスとして語られた「絶望しない」には、初代(MaxHeart)最終回の雪城さんの語りだ!(「わたし達の心の中の宇宙は誰からも自由だわ」)ということを書いてしまいましたが、今話の、「私達だけじゃなく、みんなと繋がっている」も初代(MaxHeart)最終回の逆襲要素なのですよね。というわけで、十年以上経っても二週連続で『ふたりはプリキュアMaxHeart』最終回の感想にリンク張ることになるとは思わなんだ。

 絶望の王になるという「夢」はロックさんにもあった。だけど、一人で分身して戦う、一人に閉じているロックさんに対して、はるか達は過去の人々やこれまで支えてくれた人たちの分も背負っている。劇中で代表として描かれている先代プリキュア(過去との繋がり)やゆい(戦わなくても応援してくれてる人)を筆頭に、上記の文脈もあるので、これまでのプリキュアシリーズおよび関わっていた方々および応援者全部乗せみたいな感じがあるので、これは強い。

 個人的な感覚としても、自分一人の夢とか目標よりも、誰かとの紐帯が最後の力になるというのは、十年経ってよく分かる。いざ死ぬとなった時にそれでもあと一回立ち上がらないといけないとして、動機は自分個人の目標とかよりも、未練とか残していけない気持ちも含めた(本作、繋がりに関して、友情だけじゃなく、親視点・子視点もあると感じる)、大事な人と自分との繋がりであろうと思います。

 何度も書いてますが、新オープニングのプリキュアたち四人の背後を流れていく数多の縁ある人々・応援者たち、という絵は良いですね。

 そして、毎回奇跡的にその年のテーマのエッセンスも反映しているTJさんのアンソロが鋭意制作中だよ。↓


 普通に、十年の過去の力とか、自分だけでなく他者も(アンソロだけに)とか、そういう一冊になりそう。TJさんいっつもテキトーに(え)作り始めてる気がするんだけど、毎回素晴らしい。

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