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TJさんが感想でみらい=未来、リコ=Recordだから=思い出・過去……という話を序盤から書いていて、なるほどなーと思ってたのですが、今回は分かりやすくリコの思い出(幼少時の街での風景)が挿入されてからの変身だったので、リコ=「思い出の守り人」……なのが上手く出てて熱かったです。
情熱、、熱、そして演出としては炎が今回登場のルビースタイルの象徴なのですが、前半の「リコは凍った蜜柑を溶かしきれない=熱が足りない」が、象徴的に「タメ」になってるのですよね。プリキュアシリーズのテーマ的には、一人で、個人的な自己顕示みたいな動機でこの時点では魔法使ってるから、熱が足りてないみたいな感じなのでしょうか。
そこから、自分のためだけじゃなく、街のため、街の人達のため、もとい、その街の人達と築いた「思い出」のため。それが、踏みにじられるのだけはリコさん許せなかった。
「私の大切なみんなの街に、なんてことしてくれるのよ」(リコ)
まだ第三話なのに既にポンコツ感を漂わせていたリコさんが大事なもののために怒る。ああ、ちょっと色々足りてない感じの子だったけど、他人のために怒れる子なんだと、そのギャップがテンションをあげます。そこから、それまで足りてなかった熱量が一転、情熱、熱、炎が満載モードに。ええ? 個別フォームごとに専用変身バンクあるの!? というサプライズもともない、ここからルビースタイルに変身の流れは熱かったです。
異なる世界が繋がることから始まる物語。昨今の異文化交流(が避けられなくなってきてる)世界で、どうやって生きていこうみたいなテーマもあるのだとしたら、リコさんのRecord=思い出……は、やがて「歴史」に繋がっていく気もしてます。やっぱり、異なる文化を理解していくって、相手の背景にある歴史を理解していくということだと思うので。
その壮大な歴史、例えば『仮面ライダー電王』的には(え)「記憶」の繋がりであるものに対して、例えば第一話でのモフルン(みらいの思い出・みらいの小さな歴史)、今話での、街とリコの思い出(リコと街の人達の小さな歴史)、まずはそういうものの大切さを描いていると。第一話で、敵側、バッティさんがそんな小さな歴史(=モフルン)をないがしろにして、リコがそれを守る。今話で、スパルダさんがそんな小さな歴史(=この街にもこの街なりの歴史・積み重ねがある)をないがしろにした所で、リコがそれを守る。そういう、(相手の世界の)小さな歴史を尊重すること、そういうことから始まってる物語な気がします。次回予告見ると、次回はもろに「図書館」という「歴史」ネタが入ってる話っぽいので、やっぱりそういう視点はある作品なんじゃないかなーと思ったりです。
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→Amazon・ビデオでプリキュアシリーズを観る(初代〜ドキドキ!へのリンクまとめ)
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→次回:魔法つかいプリキュア!第4話「魔法の授業スタート!ふしぎなちょうちょを探せ!」の感想へ
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