ネタバレ注意です。
「プレミアムな一夜」というイベントを成功させるにあたっての、いわゆる「裏方」にスポットが当たる今回。主人公のゆめさんが檀上のアイドルのみならず「裏方」の大切さに気づく、今話では自分も「裏方」として頑張るという流れは地味にも思えるのですが、第四話でこれをもってくるあたり、こういうのも大事な要素だと扱っていく方針なのだと思いました。
それを言ったら、プリキュアシリーズも昨年の『Go!プリンセスプリキュア(感想)』は、「プリキュアだけじゃなく、一般の人も一般の人なりのヒーローで彼・彼女らの助力が必要」というのがテーマだった感じなので、最近の作品の一つの方向性とも感じます。
ピアノで音楽を奏でるには、ピアノの弦やコマも100%の力を発揮する必要があると、アイドルだけじゃなくて様々な関わる人たちの力でステージは成り立っているということを、比喩でゆめさんに伝える白鳥ひめさん。檀上のS4、白鳥ひめさんと香澄夜空さんのステージが本当に凄ければ凄いほど、今話で描写が豊富だった「裏方」さん達にも意識がいくというよい脚本です。
てか、今話のライブシーンはS4ひめさんと夜空さんのデュエットでの「episode Solo(エンディング曲)」! これは破壊力高かった。もしかして、いずれS4四人Verのライブシーンも来る?
「episode Solo」。本作の「個性」というテーマを追求していくと、「個」としてどこか孤独になる。でもそれを恐れないで、そんな「個(本作では星に比喩されることが多い)」が集まればグッドコラボレーションだよ、みたいな歌詞なんですが、たとえばS4の白鳥ひめさんもどこか孤独を抱えているのだと補完するとテンションが上がる感じです。実際、夜とか早朝に一人でピアノの稽古してるっていう今話の描写、孤独要素ありって感じじゃない? そんな孤独もあるんで、実は独りでいたひめさんはゆめさんが来てくれて嬉しかったとか、妄想は滾ります。ゆめ×ひめですね。百合です(え)。
→主題歌CD
→星宮さん
→前回:『アイカツスターズ!』第3話「わたし色の空へ」の感想へ
→次回:『アイカツスターズ!』第5話「マイ ドレスメイク!」の感想へ
→『アイカツスターズ!』感想の目次へ