- ブログネタ:
- 魔法つかいプリキュア! に参加中!
クルクルッキーとか、七変化するはーちゃんとか、スタイルチェンジするプリキュアさんとか、若かったりお爺ちゃんだったりな校長先生とか、ラスボスさんだったり校長先生の友人だったりなドクロクシー/クシィさんとか、作中に「様々に見え方が変わる」要素が幾重にも描かれている本作。
この「見え方」が変わるネタ。その「変わる」時のトリガーとして「言葉」という要素を繋げていく方向なのかと思い始めております。
やっぱり、ヤモーさんがもうドクロクシー様から「言葉」を受け取れない……というシーンがここしばらく繰り返されてるのが気になって。
今回も、おお、そんな作戦がみたいなことヤモーさん言ってるんだけど、不思議能力で死者と言葉を交わせたとかではもちろんなさそうで、ようは、ヤモーさんが自分の中で固定化されたドクロクシー様像と、脳内会話してるだけというシーンなんだろうと……。自分の中だけで、じゅんぐりじゅんぐり。
一方で、はーちゃんの方は今回の魔法連発行動に関して、自分は良いことだと思ってた→みらいさんとリコさんに負担をかけていた→みらいさんとリコさんは何とも思ってなかった(というかもっと深い愛情ではーちゃんを見ていた)と、けっこうめまぐるしく「見え方」を変えていくのだけれど、そこにはトリガーとしての「言葉」がある。ヤモーさんの「言葉」で落ち込み、みらいさんとリコさんの「言葉」でまた一つ大事なこと(見え方)を知る。はーちゃんは現在で、自分の「見え方」を変えて世界を広げてくれる「言葉」を受け取ることができるのです。
例年TVシリーズのエッセンスになってる春のオールスター映画の今年、『映画プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!(感想)』の魔法使いさんとソルシエールさんの関係のエッセンスも、故人の「言葉」に縛られていたソルシエールさんが、現在でみらいさんとリコさんの「言葉」を受け取って、その硬直した過去の「見え方」を変えるって話でしたしね。
その辺りをリフレインさせて、ヤモーさんにも現在で「言葉」をかけてくれる人が現れて、ドクロクシー様(というかクシィさん)の「見え方」を変えてくれる展開になるのですかのう。このまま、バッドエンドverとして、「言葉」をかけてくれる人は現れなかったので、過去の硬直した「見え方」のまま退場ですというのは、けっこう悲しいと思うのですが。
この話とは別軸として、疑似お母さんポジションのみらいさんとリコさんの娘(はーちゃん)への愛情の迸り、そんなお母さんに憧れて、はーちゃんは自分も空を飛ぶ(羽をはやす)、自分の「見え方」を決めていくという、愛が深い回でもありました。けっこう大変な目に合わされてるんですが、助けてくれてありがとうと言われても、当たり前だとしか言わない。お母さんなので。そして、お母さんのことは子供は見ていて、真似る、という警句にもなっている感じです。
ラストの幸せの象徴としてのはーちゃんヒゲ落ちも良いです。ここしばらくのアニメーション作品で相当感動したのが第22話(感想)の落ち込むみらいとリコの前でモフルンがヒゲ芸をするシーンですが、もうこれ、最終戦の絶体絶命のピンチでヒゲが出てくる勢いじゃないか。あと、イチゴメロンパン。もう、最終フォームがヒゲ的な造形でも驚かないよ。ターンエースタイル!(キリッ)
→香川久氏の東映アニメーションプリキュアワークスが発売
→『映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!(感想)』のBlu-ray特装版
→Amazon・ビデオでプリキュアシリーズを観る(初代〜ドキドキ!へのリンクまとめ)
→前回:魔法つかいプリキュア!第24話「ワクワクリフォーム!はーちゃんのお部屋づくり!」の感想へ
→次回:魔法つかいプリキュア!第26話「想いはみんな一緒!はーちゃんのクッキー」の感想へ
→魔法つかいプリキュア!感想の目次へ