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何かとヤモーさん側とみらいさん・リコさん側が対照になってる感じのここ数話で、それぞれ「ずっといっしょ」のバッドエンドverとトゥルーエンドverって感じですかね。
ヤモーさんのドクロクシー様(というかクシィさん)と「ずっといっしょ」にいたいは叶わず、みらいさん・リコさんとはーちゃんの「ずっといっしょ」はちょっと壊れかけても修復されてちゃんと叶った、という。
両者の分岐は、これも初期シリーズの鷲尾Pプリキュア節全開で、直接対話の有無ではないかと感じました。ことはさん出てきてからの「言葉」要素も絡めれば、直接「言葉」をやりとりできたかどうか。
ヤモーさんは一方的にかかし(死者)に話しかけていただけで、そこに「言葉」のやり取りは成立していない。自分の中の世界でじゅんぐりじゅんぐりしていただけ。
一方で、みらいさん・リコさんとはーちゃんさんは、はーちゃんさんは家を出る理由を二人に伝えない、二人は失敗したクッキーを美味しいと食べた理由をはーちゃんさんに伝えない……と一度すれ違っても、お互いに直接「言葉」を交わすことで解消している。こちらは、他者という世界と世界の疎通がある。世界のレベルでも、個人の範囲でも、世界と世界が触れ合う(象徴としての本作のテーマと広報されている「手繋ぎ」)時に奇跡が起きる……という本作の主題にも合致してる感じ。
鷲尾Pプリキュアシリーズ的には、『5GoGo!(感想)』で、ヤモーさん側は館長(結局フローラ様と直接対話はしなかった)、みらいさん達側が、直接会いに行く夢原さん。
鷲尾Pプリキュアに関しては、やっぱり直接会うのが大事なので、当時の時点で夢原さんたちには必要最低限しか携帯使わせてないとかのインタビューもありましたね。そういえば、今作もこのスマートフォン時代に、みらいさん達ほとんどスマートフォンは使わないで直接対話なんじゃない?
ヤモーさんが完全に蚊帳の外で、みらいさんたちとヤモーさんで対話が成立してないのも、地味にこのテーマに拍車をかけます。『5GoGo!』の時の館長(夢原さんがきっちり倒した)もだけど、対話しないで自分の世界だけの人には厳しいのねん……。
逆にだからこそ、『5GoGo!』は最後に夢原さんがブンビーさんの名前を呼ぶ所で、全部救ってる勢いなんですが、本作ではそのポジションは……。最初、バッティさんにちょっと期待したりしたのですが、散華され。今回ヤモーさんも散華され。アレ、もう誰もいない!?
ま、まあ、鷲尾Pプリキュアは夢原さんガマオ君爆殺したりしてたし、厳し目でいくのもそれはそれでよくてよ……。ファイブエクスプロージョンとか、プリキュア青春指数(え)高かった頃で高鳴りますね。幸せの王子の愛とか言い出す前に、きっちりエクスプロ―ジョンしてた、そんな頃もあったさ。(遠い目で)
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