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 『魔法つかいプリキュア!(公式サイト@朝日放送公式サイト@東映)』第28話「魔法界の夏祭り!花火よ、たかくあがれ!」の感想です。
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 新作小説の執筆にかかりっきりだったため、感想を書かないでいた分を書いていきましょうシリーズ。少しずついきます。

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 前回描かれた、みらいさんの核心。


 「悲しいお別れは、もうしたくないんです」

 「私決めたんです。ずっと、ずっと、みんなといっしょにいるって」


 以後、この「いっしょにいる」ために頑張りながら、遠景に「いつか終わりはくる」が描かれている……という作劇でしばらく物語が進むことになります。

 今話も、「花火」は「みんなで観る」のが良いことなんだというのをみらいさん本体が口にしていますし、その「みんなで同じものを観ていられる時間」の象徴の花火を取り戻すために頑張るお話なのですが、いかんせん、「花火」は同時に「やがて終わる(散る)」も含意されてる象徴アイテムなのねん……。

 途中、ジュン、ケイ、エミリーの補習メイト達の成長が描かれますが、これも、もうちょっと後の30話への繋ぎなのですが、夢に向かって成長していけば、いつか「一緒にいる」時間は終わってしまう、という構造の物語になっています。

 そもそも、至らないところがあったから「一緒にいる」ことになる縁だったみらいさん、リコさん、補習メイト達なのですよね。最強の強者だったら一人で十分だったわけで。

 また、今話でも直感(物語当初からのみらいさんの能力)で花を選ぶのは、みらいさんとはーちゃん。リコさんはそこに加わってないのも気になります。やはり、リコさんの属性は「Record=過去」なのか、というところで……。

 というか、この辺りの要素、一つは第31話(視聴済み)で爆発させるための"タメ"だったということになると思うのですけどね。アレキサンドライトスタイル爆誕熱かったですよね。終わりは来る。でも終わらないものは、ある。

 例年第31話近辺は相変わらず凄く。この辺りから毎年視聴テンションが上がっていきますw。

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