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 『魔法つかいプリキュア!(公式サイト@朝日放送公式サイト@東映)』第45話「想いは時を超えて…!友情のかたち!」の感想です。
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 第1クール終了時点で書いたこの記事↓


リコ(=Record)が過去を赦して未来に目を向け始める〜『魔法つかいプリキュア!』第1クールのエッセンス


 の「過去」を受け取り直すという本作のテーマシリーズ、校長先生とクシィさん編。

 第12話「満天の星空とみらいの思い出」(感想)の暗い夜空にも星の美しさが見つかる話のごとく、クシィさんが闇の魔法の研究に手を染めてゆく中にも、校長先生を想う気持ちがあった。

 また、クシィさんだけじゃなく、「闇の魔法」の「見え方」が変わるエピソードでもあります。

 オルーバさんは、人間の心、「弱さ」や「迷い」が入ってしまった「闇の魔法」は弱くなったと主張するのだけど、はーちゃんさんが、それは「一途な想い」という「強さ」だと「見え方」を変えてみせる。

 一番象徴的に描かれているのはバッティさんで、前回も引用したけど、バッティさんに関しては僕は第19話の感想で、


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 これまで「ドクロクシー様に疑念を抱く」という「変化」の兆候を見せていたバッティさんが、また「ドクロクシー様こそが絶対」という、「見え方の固定化」に揺り戻ってしまったから。これは、これまで「様々な見え方があるからイイ」で一本テーマを通してきた『魔法つかいプリキュア!』という作品的に、(今話時点で)バッティさん残念な方向に揺り戻ってしまった感じ。

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 と書いていたのだけど、この時の感想から反転。

 いわばドクロクシー様に傾倒する気持ち、バッティさんに限らず誰かに強く繋がってしまう気持ちは「弱さ」から来てるのかもしれないけれど、裏返せば、「見え方」を変えれば、それは「一途な想い」という「強さ」でもある。実際に、バッティさんは「一途な想い」でオルーバ様のドンヨクバールを撃退してみせる。

 そこまで積み重なった上で、みらいのお祖母ちゃんの、


 「時が経っても、離れていても、どこかで繋がっていたのかもしれないわ」


 という、今話の校長先生とクシィさんのことにかけつつ、最終回のみらいさんとリコさんの暗示の台詞が。もう、終盤や……。

 初期の鷲尾天氏プロデューサー時代のプリキュアシリーズの「初代」&「MaxHeart」〜「Splash☆Star」〜「5」までのオマージュが見られるのは顕著な本作ですが、そうなると「MaxHeart」最終回エンドオマージュで、みらいさんリコさんはーちゃんさんは逆転「ずっと一緒エンド」か? とも思われるのですが、もう少し射程をあげて『おジャ魔女どれみ』まで遡ると、どれみは「離れていても繋がっている」というテーゼのもとに、「みんなお別れエンド」なんですよね。本作のはーちゃん、赤ちゃん的存在を育てて、そのまま追加戦士枠になって、その正体は女王様的なもの……というのはそのまま『おジャ魔女どれみ』シリーズのハナちゃんで(名前の響きもかけてる?)、本作は『おジャ魔女どれみ』オマージュも入ってるのだと今更気づきました(人間界と魔法界の融和の物語なのも共通です。)。

 「MaxHeart」エンドか、「おジャ魔女」エンドか、まだ両方可能性あるよ……。

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→前回:魔法つかいプリキュア!第44話「モフルン大奮闘!みんな子供になっちゃった!?」の感想へ
→次回:魔法つかいプリキュア!第46話「魔法のクリスマス!みらい、サンタになる!?」の感想へ
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