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 『キラキラ☆プリキュアアラモード(公式サイト@朝日放送公式サイト@東映)』第11話「決戦!プリキュアVSガミー集団!」の感想です。
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 今回の一旦の「想い」のかけ違い(=ディスコミュニケーション)要素は、いちかさんのお父さんからいちかさんへの「想い」。まあ、思春期ですからね……

 お父さんが「想い」を託したつぶれかけ(一旦の失敗の象徴)のケーキが敵さんに奪われそうになり、それを守ろうとする……という構図が、第1話と同じ。第1話がいちかさん(子)からお母さん(親)への「想い」だったのに対して、今話はお父さん(親)からいちかさん(子)への「想い」になっている。

 その流れと関連して、スイーツフェスティバルにおいて、昨年まではいちかさんはスイーツを食べる側だったのが、今年は作って届ける側になっている……というのが強調されていたと思いました。

 最近の感想で、特に『映画プリキュアドリームスターズ!(感想)』を観て以来、この作品、再び『ドキドキ!プリキュア(感想)』〜『ハピネスチャージプリキュア!(感想)』〜『Go!プリンセスプリキュア(感想)』三部作の「宝石を配って回った『幸せの王子』と宝石を受け取って立ち上がる『街の人達』」モチーフが入ってる作品なんじゃないだろうか? という話を書いておりましたが、その流れだと、いちかさんは去年までは宝石(スイーツ)を受け取る側だったんだけど、今年は宝石(スイーツ)を届ける側になった……ということかと思います。ううむ。ますます、ドンピシャでかつて受け取ったもの(愛@ドキドキ、幸せ@ハピネスチャージ、夢@Go!プリンセス、そして今作では「想い」など)を糧に立ち上がり、今度は次の届ける側になる……という「幸せの王子」モチーフや。

 今話も、前半のパートでいちかさんが配ったスイーツ(宝石→キラキラル→輝いてるもの)が街の人達の「想い」で醸成されて、再びいちかさんに返ってくる……という、もろに「幸せの王子」モチーフ三部作の展開なのですよね。今回とか、早くも『ドキドキ!プリキュア』第32話(感想)のノリじゃん!


 「受け取った気持ちは思い出になって残る」(宇佐美いちか)


 ここからキャンディロッド登場の流れで、『おジャ魔女どれみ』の思い出も喚起される(スウィートポロンと似ている)作りだったのだとしたら熱い。「五人組」は『スマイル(感想)』『5(感想)』と遡れるけど(本作の変身後の空から五人が降ってくるバンクは、たぶん「スマイル」&「5GoGo!」を意識してると思われます)、東映アニメーションの作品でさらに遡ろうとするなら『おジャ魔女どれみ』シリーズですからね。

 普通に、かつて『おジャ魔女どれみ』とか観ていた世代が、現在クリエイターになってプリキュアシリーズの制作側に参加していたりもするので、「宝石を配って回った『幸せの王子』と宝石を受け取って立ち上がる『街の人達』」モチーフは虚構だけの話じゃないみたいな感じで熱いのであった。

 そうなると、いちかさんにとっての「幸せの王子」ポジションは、やっぱりお母さんということになるのかな。この作品もまた、『ドキドキ!』〜『ハピネスチャージ』〜『Go!プリンセス』同様に、「幸せの王子」に「想い」を届け返す物語が入っていると思うのでした。

 ところで、昨日は「5」以来のプリキュアシリーズ歌手としてもお馴染みのくどまゆさんこと工藤真由さんの卒業ライブでありました。

 Rubyさんの感想記事が熱いので、みんな読んでみて〜。この日に向けてのくどまゆさん振り返りシリーズの一連の記事もお勧めです。↓

 まあ、真面目に語るならくどまゆさんから受け取った宝石(歌など)を糧に僕らが立ち上がり、またくどまゆさんが戻って来た時に宝石を返せるように……っていうのがプリキュアシリーズ的なスピリットなのでしょうな……。

→Blu-ray



→Blu-rayBOX(五人目のももちゃんが出てくるのは第3シリーズの「も〜っと」からですが)

おジャ魔女どれみ Blu-ray BOX
千葉千恵巳
Happinet
2016-12-02


Amazon・ビデオでプリキュアシリーズを観る(初代〜ドキドキ!へのリンクまとめ)

→前回:『キラキラ☆プリキュアアラモード』第10話「ゆかりVSあきら!嵐を呼ぶおつかい!」の感想へ
→次回:『キラキラ☆プリキュアアラモード』第12話「敵は…モテモテ転校生!?」の感想へ
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