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『ヒーリングっど♥プリキュア(公式サイト@東映/公式サイト@朝日放送)』第26話「びっくり!アスミのラテ日記」の感想です。
ネタバレ注意です。
ミニ総集編の趣(おもむき)があった今回ですが、やはりのどか、ちゆ、ひなた、それぞれは、それぞれの物語のエッセンスが詰まった重要エピソードであろう、初変身時の話が総集編的にも振り返られておりました。
これまで書いてきた感想での話も踏まえて、一人一人の初変身時のエピソードをちょっと深読みしてみると……。
●花寺のどか
第1話のかかと落としは、『ドキドキ!プリキュア』最終回(感想)のパルテノンハートのかかと落としと重ねて、何らかの表現的意味を持たせている説をとなえているのは僕だけでしょうか(笑)
参考:ヒーリングっど♥プリキュア/感想/第1話〜輪廻と地球と人体の循環を遠景に再び「犠牲を出さない世界」に挑む(ネタバレ注意)
という記事を書きましたが、やはり、相田マナさん的なヒーロー(プリキュア/幸せの王子)にはなれなかった、病弱だったりした、最善でなかったなりの(次善の?)ヒーロー像が花寺のどか(キュアグレース)さんという気は、今でもしております。
●沢泉ちゆ
ドンピシャで、前回の感想で書いた、
「もし勇気が足りないなら、私のを分けてあげる」(沢泉ちゆ)
のシーンがピックアップされておりました。
前回の感想では、この時点(第3話時点)ではちゆとペギタンの関係が「非対称」であると、どちらかというと、その状態から変わっていった方がよい(二人の関係が「対称」になっていった方がよい)ニュアンスでとらえて書いておりましたが。
「非対称」性は、やはり自分より小さい存在に当たり前に手助けの心を向けられる人、というちゆさんの優しさを表現している面も大きいとも感じました。
最近のお話でも、アスミさんにも一番注意深く気を回しているのはちゆさんというイメージがあります。
●平光ひなた
最初から慌ただしかったなぁ、ドタバタだったなぁ、的な振り返り。
参考:平光ひなたの憂鬱が晴れなくとも
という記事を書きましたが。
慌ただしい(注意が方々に向いており、一つに定まっていない)的な話は、ひなたさんの個人ストーリー的には重要な要素だと感じております。
やはり、お姉さんやお兄さんと違う、何か確固たる「一つ」を見つけるというよりは、「一つに定まらないなりの境地」をひなたさんは見せてくれる方に個人的に期待してしまっている自分がいたりします。
◇◇◇
「流しそうめん」が『HUGっと!プリキュア(感想)』第24話「元気スプラッシュ!魅惑のナイトプール!」の「ナイトプール」みたいに、虚構存在のアスミが未来に振り返ることができる、「いつか確かにあったみんなと過ごしたキラキラした時間」の象徴なんだと思うのだけど、それが流しそうめんなのは面白いですね。
参考: 「歌よ響け、この空に」:HUGっと!プリキュア 愛崎えみる研究室問題考察/穴にハマったアリスたち
↑Rubyさんの超好きな考察シリーズです。
実際にテアティーヌ様と共に戦ったオリジナルの存在(第1話でダルイゼンが言及していた方?)とは違う、模造的で虚構的な風鈴アスミという存在にも、何らかの「確か」なものが積み重なっていく……という最近のストーリーラインなわけですが。
以前から書いてるように、僕はわりと大き目の「輪廻」ネタとか「ループ」ネタとか「循環」ネタが物語の縦軸にも仕掛けられている作品である可能性も考えているので、これ、この世界や花寺のどかという存在も、何らかの「虚構」的な存在であり、それでもあり得る「ヒーロー性」のようなものをあぶりだしていく……みたいな、本当『仮面ライダーディケイド(別ブログでの感想)』ノリの作品(え)だったりもするんじゃないかなぁとも思っているのでした。
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『ヒーリングっど?プリキュア』第1話。気持ちがいいという感想。一流の料理人が丁寧にダシを引いたり、素材に下味をつけたり、面倒な工程を当たり前にこなすように、プリキュアの第1話のために必要な高次元の工程をしっかりとやる一流の人達による創造で、こういう仕事は触れるだけで気持ちがいい。
— 寂しいシロクマ(相羽裕司)/仙台市太白区 (@sabishirokuma) February 2, 2020
→前回:『ヒーリングっど♥プリキュア』第25話「勇気を出して!とらわれのペギタン」の感想(ネタバレ注意)へ
→次回:『ヒーリングっど♥プリキュア』第42話の感想〜自分自身の日常のために「悪」をなすということ(ネタバレ注意)へ
→『ヒーリングっど?プリキュア』感想の目次へ