相羽です。
『ひろがるスカイ！プリキュア（公式サイト＠東映／公式サイト＠朝日放送）』第18話「アゲアゲ！最強の保育士キュアバタフライ！！」の感想です。
ネタバレ注意です。
『ひろがるスカイ！プリキュア（公式サイト＠東映／公式サイト＠朝日放送）』第18話「アゲアゲ！最強の保育士キュアバタフライ！！」の感想です。
ネタバレ注意です。
◇◇◇
●「らそ山」を色んなルートで登るように、「最強の保育士」とか「ヒーロー」とか、色んなルートで頂上目指して登ってオッケー感
「最強の保育士も最強のヒーローも目指すところはいっしょ」（聖あげは）
今話のキーセリフにして、作品全体でもキーになりそうなこのセリフ、山に例えると、みんなが目指して行き着く先としての頂上は同じ（そこには、登ってる途中では見えない、何か普遍的なものがきっとある）、その道の過程でどの道を歩いていくかはそれぞれのカラーで、その道中のカラーが「保育士」として現れたり、「ヒーロー」として現れたりするよ、って話なのかと。
なので、「らそ山」に登る第11話（感想）はやはり大事っぽい。
そろそろ、おまえ、どんだけ「らそ山」回好きなんだよ！ と言われそうですが（笑）。
「らそ山」登山も、ソラさんは厳しいけど挑戦になるような道（「ヒーロー」の求道の比喩？）を選んで、あげはさんはわりと楽に楽しみながら行ける道を選ぶんですよね。
この、「楽な道を選ぶ人も全然オッケー感」がとてもよくて。
●ただ選ぶだけくらいのかろやかな「プリキュア」観でいってもオッケー感
やはり、『ひろプリ』には子供の頃プリキュアを観ていた人たちが20thで新社会人になるタイミングで、そのくらいの方々向けのメッセージが含まれてる感じですかね。
当初のソラさん的な、苦行的に頑張って頑張って「ヒーロー」になります！ みたいなのももちろんよいのですが。
休日も勉強です！ 専門性もある即戦力社会人になります！ みたいな。
ただ、それだと疲れる人も多々なので。
そこで、あげはさんの楽々楽しく自由な社会人もオッケー感ルートですよ。
「プリキュア」、子供の頃の当初の憧れ、ついつい、ものすごい苦行とかしなくちゃなれないものだと思ってたけど……
「あげは先生は、もう最強だよ」（長内たけるくん）
もう、なってるものだった。
なりたい時に、はいなります！ くらいの、「もともとあるものを素直に受け取る」感じでなれちゃったりするものでもあった。
「らそ山」登山でも、ロープウェイでショートカットを特に否定してないんですよね。
必要な時がきた。よし、ショートカットで、プリキュアになっちゃうぞ、くらいの軽やかさですよ。
専門用語だと「視座転換」って言ったりするやつだと思いますが。
万物万象に、二つの受け取り方の可能性が存在している。
「苦労してプリキュアになる」と「気軽にプリキュアになる」という二つがたとえばある。
なんか、「苦労して」の方に意識が向きがちになっていると、人によっては負の連鎖に入っちゃったりするので。
そこで、意図して、「気軽にプリキュアになる」を選んでみる。
ついつい、大人はつらいとか、社会人は苦労の連続だ、とかの視点の方に焦点を当ててしまいがちですが、そういえば、社会人って、自由で楽しいものだった！ という方を選ぶことはわりとできたりするわけです。
自由で楽しい感じで、大人がプリキュアになってみた。
ある意味、苦行的なプリキュア観からの解放です。
よい意味で、「プリキュア」は大袈裟なものでなく、タイミングがきた時になるか！ 使うか！ くらいの、おそらく誰にでも宿っている身近な手段のようなもの。心得違いさえしてなければ、それは、軽やかに選ぶことができる。
ゆえに、なってもいいしならなくてもいい。その意味で視聴者ももうプリキュアで、受け取ったり、受け取らなかったりしてもよい。
そんな、自由で楽しい社会人でオッケーなんだ！ と視聴者たちが驚いてるところで、あげはさんましろ邸に住みます！ とやってきて、『雑居時代』状態に。
昭和の時代の作品だけど、令和にプリキュアで『雑居時代』をやってもいい。
うんうん。大人になっても、自由で楽しくてよいってことを、思い出していきたい最近だね！ と思ったりした、日曜日の朝の視聴だったのでした〜。
というわけで！
先週の日曜日（5月28日）の、YouTube Liveでの「ひろプリと神話の話をするライブ配信」にお越し頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
先週配信の分は、アーカイブが残ってるので、タイミングが合った時によかったらどうぞです。
虹ヶ丘ましろさんにソラさんの「ヒーロー」のような「こだわり」がまだない点について、自分らしさ迷子の話、「普通」という強さと「特別」信仰の対照の話などを、京都アニメーション作品の文脈に触れたりしつつお話ししたり、
聖あげはさんの推しポイントを、一見面倒そうなもの・ことに価値を見出してるところとして、ハマーH2、赤ちゃん（エルちゃん）、子育て、（介護）などを、「刹那的な消費マシン」の逆として並列的に捉えてみるお話などをしました〜。
気になる方は、タイミングが合った時に再生してみて頂けましたらと〜。
↓
●『ひろがるスカイ！プリキュア(ひろプリ)』第17話の感想と神話のお話〜聖あげはさんの面倒なもの・ことと共に歩める生き様が推せる／YouTube Live（アーカイブ）
配信中に描いた図はこちら↓
YouTubeチャンネルへのチャンネル登録もぜひよろしくです。ほぼほぼ徒手空拳で配信の世界に飛び込んでみたカタチですが、まずはチャンネル登録者30人を目指して努力していく所存です！↓
●『プリキュアの感想と神話のお話』／YouTubeチャンネル
毎週日曜日の20:00〜20:40分（時間が変わったので注意！）に、その日の朝放映分の『ひろプリ』の感想をネタバレでお話しつつ、神話の話も絡めていく！ というYouTube Live配信を定期的にやっております。（ラスト10分は予備時間で、実質30分配信です）
本日（6月4日：日）も配信URLは時間（20時00分）になったらTwitterに投稿しますので、試聴のタイミングはTwitterの方をチェックしておいて頂けたらと思います。文章だけじゃなく、話してる相羽さんに興味があるゾという方もお気軽にどうぞ。本日夜にお会いしましょう！
・Twitterもやっておりますので、フォローしてやって頂けたら喜びます〜。↓
→プリコーデドール、キュアバタフライ
→ミックスパレット
→前回：『ひろがるスカイ！プリキュア(ひろプリ)』第17話の感想〜虹ヶ丘ましろさんというキャラの「こだわり」の志向性と「こだわり」のなさという志向性とへ
→次回：『ひろがるスカイ！プリキュア(ひろプリ)』第19話の感想〜夕凪ツバサ君の未来に「飛ぶ」ルートに加えて「芸術家」ルートも出てきたお話へ
→『ひろがるスカイ！プリキュア』感想の目次へ
●「らそ山」を色んなルートで登るように、「最強の保育士」とか「ヒーロー」とか、色んなルートで頂上目指して登ってオッケー感
「最強の保育士も最強のヒーローも目指すところはいっしょ」（聖あげは）
今話のキーセリフにして、作品全体でもキーになりそうなこのセリフ、山に例えると、みんなが目指して行き着く先としての頂上は同じ（そこには、登ってる途中では見えない、何か普遍的なものがきっとある）、その道の過程でどの道を歩いていくかはそれぞれのカラーで、その道中のカラーが「保育士」として現れたり、「ヒーロー」として現れたりするよ、って話なのかと。
なので、「らそ山」に登る第11話（感想）はやはり大事っぽい。
そろそろ、おまえ、どんだけ「らそ山」回好きなんだよ！ と言われそうですが（笑）。
「らそ山」登山も、ソラさんは厳しいけど挑戦になるような道（「ヒーロー」の求道の比喩？）を選んで、あげはさんはわりと楽に楽しみながら行ける道を選ぶんですよね。
この、「楽な道を選ぶ人も全然オッケー感」がとてもよくて。
●ただ選ぶだけくらいのかろやかな「プリキュア」観でいってもオッケー感
やはり、『ひろプリ』には子供の頃プリキュアを観ていた人たちが20thで新社会人になるタイミングで、そのくらいの方々向けのメッセージが含まれてる感じですかね。
当初のソラさん的な、苦行的に頑張って頑張って「ヒーロー」になります！ みたいなのももちろんよいのですが。
休日も勉強です！ 専門性もある即戦力社会人になります！ みたいな。
ただ、それだと疲れる人も多々なので。
そこで、あげはさんの楽々楽しく自由な社会人もオッケー感ルートですよ。
「プリキュア」、子供の頃の当初の憧れ、ついつい、ものすごい苦行とかしなくちゃなれないものだと思ってたけど……
「あげは先生は、もう最強だよ」（長内たけるくん）
もう、なってるものだった。
なりたい時に、はいなります！ くらいの、「もともとあるものを素直に受け取る」感じでなれちゃったりするものでもあった。
「らそ山」登山でも、ロープウェイでショートカットを特に否定してないんですよね。
必要な時がきた。よし、ショートカットで、プリキュアになっちゃうぞ、くらいの軽やかさですよ。
専門用語だと「視座転換」って言ったりするやつだと思いますが。
万物万象に、二つの受け取り方の可能性が存在している。
「苦労してプリキュアになる」と「気軽にプリキュアになる」という二つがたとえばある。
なんか、「苦労して」の方に意識が向きがちになっていると、人によっては負の連鎖に入っちゃったりするので。
そこで、意図して、「気軽にプリキュアになる」を選んでみる。
ついつい、大人はつらいとか、社会人は苦労の連続だ、とかの視点の方に焦点を当ててしまいがちですが、そういえば、社会人って、自由で楽しいものだった！ という方を選ぶことはわりとできたりするわけです。
自由で楽しい感じで、大人がプリキュアになってみた。
ある意味、苦行的なプリキュア観からの解放です。
よい意味で、「プリキュア」は大袈裟なものでなく、タイミングがきた時になるか！ 使うか！ くらいの、おそらく誰にでも宿っている身近な手段のようなもの。心得違いさえしてなければ、それは、軽やかに選ぶことができる。
ゆえに、なってもいいしならなくてもいい。その意味で視聴者ももうプリキュアで、受け取ったり、受け取らなかったりしてもよい。
そんな、自由で楽しい社会人でオッケーなんだ！ と視聴者たちが驚いてるところで、あげはさんましろ邸に住みます！ とやってきて、『雑居時代』状態に。
『雑居時代』。豪邸で思春期の男女が雑居する青春コメディ。氷室冴子先生の原作小説も山内直実先生の漫画もおすすめ。最近だと『魔法使いの夜』の雑居生活のたぶんインスパイア元（奈須きのこ氏が影響を受けた作家に氷室冴子先生をあげてる）。さらにひろプリ好きになってしまう。 #ひろプリ #precure pic.twitter.com/74JoEU694q
— 寂しいシロクマ（相羽裕司）/仙台市太白区 (@sabishirokuma) June 4, 2023
昭和の時代の作品だけど、令和にプリキュアで『雑居時代』をやってもいい。
うんうん。大人になっても、自由で楽しくてよいってことを、思い出していきたい最近だね！ と思ったりした、日曜日の朝の視聴だったのでした〜。
というわけで！
先週の日曜日（5月28日）の、YouTube Liveでの「ひろプリと神話の話をするライブ配信」にお越し頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
先週配信の分は、アーカイブが残ってるので、タイミングが合った時によかったらどうぞです。
虹ヶ丘ましろさんにソラさんの「ヒーロー」のような「こだわり」がまだない点について、自分らしさ迷子の話、「普通」という強さと「特別」信仰の対照の話などを、京都アニメーション作品の文脈に触れたりしつつお話ししたり、
聖あげはさんの推しポイントを、一見面倒そうなもの・ことに価値を見出してるところとして、ハマーH2、赤ちゃん（エルちゃん）、子育て、（介護）などを、「刹那的な消費マシン」の逆として並列的に捉えてみるお話などをしました〜。
気になる方は、タイミングが合った時に再生してみて頂けましたらと〜。
↓
●『ひろがるスカイ！プリキュア(ひろプリ)』第17話の感想と神話のお話〜聖あげはさんの面倒なもの・ことと共に歩める生き様が推せる／YouTube Live（アーカイブ）
配信中に描いた図はこちら↓
YouTubeチャンネルへのチャンネル登録もぜひよろしくです。ほぼほぼ徒手空拳で配信の世界に飛び込んでみたカタチですが、まずはチャンネル登録者30人を目指して努力していく所存です！↓
●『プリキュアの感想と神話のお話』／YouTubeチャンネル
毎週日曜日の20:00〜20:40分（時間が変わったので注意！）に、その日の朝放映分の『ひろプリ』の感想をネタバレでお話しつつ、神話の話も絡めていく！ というYouTube Live配信を定期的にやっております。（ラスト10分は予備時間で、実質30分配信です）
本日（6月4日：日）も配信URLは時間（20時00分）になったらTwitterに投稿しますので、試聴のタイミングはTwitterの方をチェックしておいて頂けたらと思います。文章だけじゃなく、話してる相羽さんに興味があるゾという方もお気軽にどうぞ。本日夜にお会いしましょう！
・Twitterもやっておりますので、フォローしてやって頂けたら喜びます〜。↓
『ひろがるスカイ！プリキュア』第1話の感想〜大人になったら末法の世になってたが、子供の頃のマクシム（自分との約束）を胸に虚構のヒーローが現実でもう一度立ち上がる - 少女創作ファンブログ―The Girlls Fiction Fan Blog(GFFB) https://t.co/XbNf8vYMQr …ブログ更新です。 #ひろプリ #precure
— 寂しいシロクマ（相羽裕司）/仙台市太白区 (@sabishirokuma) February 5, 2023
→プリコーデドール、キュアバタフライ
→ミックスパレット
→前回：『ひろがるスカイ！プリキュア(ひろプリ)』第17話の感想〜虹ヶ丘ましろさんというキャラの「こだわり」の志向性と「こだわり」のなさという志向性とへ
→次回：『ひろがるスカイ！プリキュア(ひろプリ)』第19話の感想〜夕凪ツバサ君の未来に「飛ぶ」ルートに加えて「芸術家」ルートも出てきたお話へ
→『ひろがるスカイ！プリキュア』感想の目次へ
